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Not all Japan is Tokyo

    小林 傳司
    大阪大学
    コミュニケーションデザイン・センター教授

     拙著で「2005年は日本の科学コミュニケーション元年」と書いたとき念頭にあったのは、CoSTEP(と私の所属するコミュニケーションデザイン・センター(CSCD))のことでした。第3期科学技術基本計画でようやく科学コミュニケーションに光が当たり、「理解増進」から「科学コミュニケーション」へと発想が切り替わる出発点だったように思います。この年、文部科学省は科学コミュニケーションの人材育成拠点として3大学を選定しましたが、とりわけ水準の高い活動を展開し、およそ「科学コミュニケーション」活動に含まれ得るほぼすべての実践をして見せたのが、CoSTEPでした。2013年度に外部評価委員を依頼された折には、この点を特筆大書しました。
     これだけの活動をしているのだから、北大CoSTEPは科学コミュニケーションに関心の高い人々にだけではなく、もっと広く世に知られていて当然のはずなのです。Not all the world is Americaならぬ、Not all Japan is Tokyoと言いたくもなります。しかし、CoSTEPにはすでに相当数の修了者が日本各地にいるのですから、受講生、スタッフのこれからの頑張りで知名度の点でも先頭ランナーになれると信じています。是非なってください。