2014年03月04日

成果物

映像作品「水環境から未来を考える」(制作:前田恭幸)を公開

2013年度受講生(9期生)の前田恭幸さん(社会人)が、2つの映像作品を制作しました。
一つは、北海道大学大学院・地球環境科学研究院・流域保全管理学・根岸淳二郎研究室の紹介ビデオです。


河川を中心に、生き物や水質などを調べ、人間が、水環境に与える影響を明らかにするのが、根岸さんたちの研究の目的です。



「水環境から未来を考える~流域保全管理学・根岸淳二郎 研究室 紹介ビデオ~」(7:57)

制作スタッフ:出演:根岸淳二郎,植村郁彦, ディレクター:前田恭幸,アシスタント:重田光雄,プロデューサー 早岡英介,取材協力  北海道大学大学院・地球環境科学研究院・流域保全管理学研究室

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映像作品を制作した前田さんからのメッセージです。​

■「企画」
映像制作実習で最初につまずいたのが「企画」でした。自分のやりたいことを企画書として一枚の紙にまとめる。簡単そうに見えて奥深いものでした。
企画を悩んでいたタイミングで、CoSTEPが関わる北大のイベントで根岸さんの研究室を取材するという話があり、研究室紹介をテーマとした映像を私が担当させてもらうことになりました。
また秋に、CoSTEPのライティング実習班から北大広報誌「プリズム」に関する映像制作の依頼があり、2つ目の作品も作る機会を得ました。



今思うと、CoSTEPの講義や、NHK「ダーウィンが来た!」の天野ディレクターのイベントにも参加し企画力をつけることができたためか、もっと様々な企画書の作成に挑戦してみればよかったという後悔が少しあります。

■「撮影」
撮影する中で一番必要だと思った点は、状況にもよりますが、基本的には撮影時に「三脚」を使用することです。カメラを手や肩で持ちながら撮影する技法もありますが、ベースは三脚をしっかりと固定した映像が必要になります。
また映像はロングからアップに移行するのが基本であり、見(魅)せたいものをどう表現するかは、撮影時にかかっています。したがって「取材とロケですべてが決まる」と思っても過言では無いと感じました。


今回の根岸研究室の映像は、水中映像を含む帯広ロケについては早岡先生に行ってもらい(仕事で欠席。涙)、子ども達へのイベントを行っていた白旗山につい ては同じ実習生の重田さんに行ってもらいました(前日に椎間板ヘルニアで歩けなくなり入院・手術。泣)。9期の実習生は3名でしたが、みんなにたくさん助 けられました。
北大広報誌「プリズム」の撮影は、場所や見せたいことなどもはっきりしていたため、スムーズに行うことが出来ました。

■「編集」
近年は、ミドルウェア・ソフトウェア等の技術の進歩が早いこともあり、フリーソフトやMacのiMovieのような誰でも無料で映像編集できるソ フトもたくさんあります。映像実習では、実際にテレビ番組の制作現場でも使用しているようなプロ用の編集ソフト(Premiere)を使用しました。
「映像とは、人の気持ちが動くものである」と講義で学びました。したがって、その点を考えて作ることでより良い作品が生まれるのです。

しかしながら、根岸研究室の例でいうと、15時間近くある映像を7分程度にまとめるには、
どの「絵」を使用するか
どの順番で使用するか
について悩みに悩みました。



映像は、見せる順序を変えるだけで見る人の価値や感動が変わるのです。時間が許せば、試写段階でより多くの人に見てもらい、客観的に見てもらう必要がある と思います。その点、ライティング実習班から依頼のあったプリズムに関する映像制作は、具体的な企画書がディレクターの深堀さんの手によって既に出来上 がっており、作りやすかったのを覚えていま す。

■終わりに
現在、スマートフォンやタブレットを使う人が増えて、市民にとって映像がより身近なものになっています。専門家と非専門家をつなぐ一つの選択肢として、映像はこれからもますます大事になってくると思いました。

※参考
1.北大広報誌『プリズム』が発行されました
    http://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/costep/contents/article/778/
2.「生まれたての研究成果をいかに伝えるか~映像は心理学のかたまり、なんです~」11/16小林隆司先生の講義
    http://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/costep/contents/article/748/
3.「映像表現を科学技術コミュニケーションに生かす」6月8日 早岡英介先生の講義
    http://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/costep/contents/article/704/


(文責:前田 恭幸)