2014年12月13日

成果物

かがく探検隊コーステップ 第206回:虫VS菌!昆虫を守る免疫のちから

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【コーナー】
●留学生に聞いてみよう!
【留学生による留学生取材のコーナー】
●昆虫クイズ!
【知っているようでしらない、昆虫の不思議をクイズ形式で紹介】
●研究室に行ってみよう
【研究者を訪ね、研究内容を伺うこの番組のメインコーナー】
低温科学研究所 准教授 落合正則先生
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◆ 研究室に行ってみよう
低温科学研究所 准教授 落合正則先生  
 
インタビュアーは、CoSTEP10期生の青地絢美さん、同行したのは山口なつきさん、ホウ・チュウハクさんです。
 
 
落合先生の研究室がある「低温科学研究所」は、もともとは、雪の結晶を人工的に作ることに世界で始めて成功した、中谷宇吉郎博士、ゆかりの場所です。超低温室があり、雪や氷の研究者が多くいますが、落合先生は「昆虫の免疫研究」がご専門です。
 
研究室では、蚕(カイコ)が飼育されています。蚕は、人間が家畜化した動物で、自力で生存することはできません。
 
(蚕の卵)
(手前から、孵化後1週、2週、3週、4週間めの蚕)
 
落合先生は、この蚕を使って、免疫研究をしています。「免疫」には、大きく分けて、自然免疫と獲得免疫の2種類があります。
自然免疫は、生まれつき持っている免疫、獲得免疫は、病気と接することで獲る免疫のことです。人間は、予防接種などで、獲得免疫を持っていますが、昆虫がもっているのは、自然免疫のみです。動物は進化の過程で、顎を持つものを境に、獲得免疫のあるなしが決まっています。
 
 
虫の自然免疫の中には、「抗菌ペプチド」というたんぱく質があります。これは、菌を溶かして殺してしまう、という作用があります。落合先生が研究している「メラニン」という物質は、進入してきた菌の周りを黒くし、その菌をガチガチに固めて隔離することがわかっています。
落合先生は研究を進める中で、虫の高等な免疫機能に触れ「虫けらとか、下等動物とかいわれていますけど、いやいや彼らはかなり複雑なことをやっていますよ」と、虫の知られざる能力を教えてくださいました。
 
(左から:CoSTEP10期生 山口さん、ホウさん、落合先生、青地さん)
 
落合先生、お忙しいところありがとうございました。
 
 
 
 
◆突撃となりの留学生
 
中国、四川省出身の留学生、リュウ・ジェーさんです。現在、環境科学院の博士課程2年生です。
暖かい四川省出身のリュウさんにとって、最初の北海道の冬は、とても楽しいものでした。今では、スキーに出かけることもあるそうです。
 リュウさんは、北大にきてから、軽音部にはいり、その後、仲間たちとバンドを組み、現在では、オリジナル曲をライブハウスで月1回、演奏しています。担当は、ドラム。
 
(左:インタビューするホウ・チュウハクさん(10期生) 右:リュー・ジェーさん)
 
卒業後は、「いろんな世界を回ってみたいし、また気の合う仲間と出会えたら音楽をやりたい」と語ってくれたリュウさん。今後のご活躍を楽しみにしています。
 
 
 
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radio[at]costep.open-ed.hokudai.ac.jp ([at]を「@」に変えてお送りください