2015年01月16日

イベント案内

2015年2月15日(日)16時よりサイエンス・カフェ札幌「なつかしい未来へ 〜映像でみる福島の今〜」を開催します

 

第81回サイエンス・カフェ札幌
「なつかしい未来へ 〜映像でみる福島の今〜」

 

日 時:2015年2月15日(日)午後4時~5時30分(開場は午後3時30分)
会 場:紀伊國屋書店札幌本店1階インナーガーデン(中央区北5条西5-7 sapporo55ビル)
ゲスト:藤吉亮子さん(北海道大学工学研究院量子理工学部門准教授)
定 員:約80人

参加費:無料、当日会場にお越しください。暖かい恰好での参加をお勧めします。

 

2011年3月に起きた福島第一原子力発電所の事故。その影響で、今も故郷に戻れず避難生活を余儀なくされている方々がいます。
昨年秋、現状を知るため北海道大学CoSTEPの学生たちは福島を訪れました。線量計を手にしてみると、原発周辺では未だ線量の高いところもありましたが、札幌と変わらないところもたくさんあると実感しました。また、原発周辺の町村や仮設住宅で行ったインタビューでは、復興への喜びや希望を語る人々がいる一方で、今後への不安や、記憶が風化していくことへの危機感を口にする方もいました。農家の方には、農業再建への思いを伺いました。福島県は、県内産の農作物に厳しい検査を課し、1kgあたり100ベクレル以下という基準を満たしたものだけ流通させています。2014年収穫の玄米では基準値を超えたものは検出されませんでした(2015.1/8現在)。「科学的には安全」という結果ですが、「安心」にはつながらないのか、販売はなかなか上向きません。喜びや希望の中に、不安や憤りが入り混じっている状況であり、「福島」という言葉でひとくくりにできない複雑な現実がありました。今回のカフェでは、受講生たちが見てきた福島の「今」を、取材を通して得られた映像とともにお伝えします。
ゲストには北大工学研究院准教授の藤吉亮子さんをお招きし、放射能に関する基礎知識をはじめ、科学的な視点からお話をうかがいます。あの日からもうすぐ4年。放射能、そして福島のことを、今あらためて一緒に考えてみませんか?

 

ゲストプロフィール


藤吉亮子(ふじよしりょうこ)さん

 

1952年群馬県前橋市生まれ。理学博士。1989年北海道大学工学部助手、2007年より工学研究院准教授。専門は放射化学、分析化学。環境放射能を研究テーマに、世界の森を飛び回っている。土壌や土壌空気に含まれる放射性物質を追跡して、森林環境の変化を明らかにしようとしている。また福島第一原発の周辺でも環境放射能の調査を進めている。海外のフィールドワークでは、いつでもどこでも新たな発見がある。友人の女性研究者と観測機器やガスボンベをかついで乗り込んだスロベニアの森、そばを通ったパトカーに尋問を受けた。「静まり返った森に響く鳥の声を聞きながらの調査はやめられない」と話す。趣味は小学校のころから始めた油絵。就職してから始めたテニスで気分転換。

 

 

「なつかしい未来へ」関連企画のご案内

※この企画の詳細はこちらの記事にあります

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映画『家路』上映会 

日 時:3月6日(金)18:00〜20:00
場 所:北海道大学・学術交流会館・小講堂

※久保田監督の舞台挨拶もあります

 

映画『家路』(本編 118分)
松山ケンイチ主演、田中裕子、内野聖陽ほか出演。監督・久保田直。
福島の家族の再生と、復興を描いた映画。2014年3月上映開始(現在の上映スケジュールは以下公式サイトを御覧ください)。

公式ウェブサイト:http://www.bitters.co.jp/ieji/

 

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シンポジウム「福島の再生と科学技術コミュニケーション」

日 時:3月7日(土)13:30~16:30 ※13時開場

場 所:北海道大学・学術交流会館・小講堂

※午前8時50分より2014年度CoSTEP受講生によるポスター発表、成果発表会があります

 

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ワークショップ「考えよう 福島のこれから」

日 時:3月8日(日)13:00~15:00
場 所:北大学術交流会館・第1会議室
申 込:事前登録制。詳細は後日お知らせします。