2015年04月18日

受講生体験記

得られたつながり、何かをはじめるのは自分、CoSTEPはホームになる

この一年で得られたのはCoSTEPに関わる人やイベントとの「つながり」と、自分の伝える力のなさを痛感させられた「気づき」です。

 

10周年記念式典や集中演習、成果報告会で、参加しなかったら話せなかった人、知らなかったことに触れられた意義が大きいです。きっと社会の多数派ではないけれど、科学技術コミュニケーションに興味がある人が実際にいる、実際に広げようと活動している組織がある、と実感できました。

 

これから私も関わろうとすれば関わっていける、という変な自信が生まれました。自分主導で一から何かを起こす勇気までは持てない私にとって、行動を起こしている人とつながりができたことは重要でした。

仕事で科学技術コミュニケーション室に所属しているためそれを実践できているという錯覚をおこしていた自分に、集中演習ではがつんと喝がはいりました。

 

エボラ出血熱などのウイルス感染症をテーマに、むやみにこわがったりせず、正しい知識を得て冷静に対処しようと伝えようとしましたが、スライドの内容、配布する豆本の内容、本番の進め方などなかなか進まず焦りましたが、最後はそれぞれの得意分野を活かして本番を迎えられました。

 

メンバーは、有志の集まりで12年間子どもへ科学工作を教え続けている方や、新聞社に長年勤める方、生物の高校の先生、大学院で生物の研究をしている方でした。私はエボちゃんというキャラクターをつくり演じましたが、話し合いや発表では思っていることの2割もうまく伝えられない自分にもどかしく、伝える技術のなさに情けなくなりながらの集中演習でした。

 

まじめな内容だけれども親しみをもってもらいたいと行った試みが、今でも最善かどうかはわかりませんが、思いだけでは伝わらないので、言葉に出して行動に移すことが大事と感じました。

 

この1年、短い期間にも関わらず強い仲間意識が生まれてとても嬉しかったです。メンバーが遠隔地でもLINEやFacebookで近況を知り、身近に感じられました。きっと私たちが何かを伝えたい人は、私たちと同じような感覚や考えではないので、実際のイベントなどは演習よりももっと工夫しなければと思います。

 

それぞれで活動して、ときどき集まって大きな夢を再認識できる、CoSTEPはホームになると思います。

 

まずは今ここにいる自分を知って地道に進みたいです。一年間、先生もスタッフの方も一緒に学んでくれた受講生も、本当にありがとうございました。これからも、よろしくお願いします!

 

畑 香緒里

産業技術総合研究所 広報部 科学技術コミュニケーション室