2017年11月16日

活動報告

札幌クリエイティブコンベンション“NoMaps” 出展企画「没入!バーチャル支笏湖ワールド」を開催しました。(2/2)

 

文責:植村茉莉恵

メディアデザイン実習班:櫻井弘道・岡碧幸・前田裕斗

長谷川俊・植村茉莉恵・何玉莹・上川伶

 

2017年10月15日(日)、CoSTEPメディアデザイン実習によりサイエンスワークショップ「没入!バーチャル支笏湖ワールド」が開催されました。イベントで実施した、アンケートの集計結果とそれを受けてメディアデザイン実習メンバーから挙がった意見を以下にまとめます。アンケートは、全ての体験を終了後に、子供一人につき1枚を記入してもらい、合計枚数は39枚となりました。兄弟で1枚を記入した場合もあったので、実際に参加された子供の人数よりアンケートの枚数が少ない結果となりました。

 

 

1.性別(38件の回答)

参加した子どもの男女比は、女子の割合の方が高い結果となりました。これは、ポスターなどのイラストが可愛く、女子により興味を持ってもらえた結果ではないかと考えられます。メカニカルでかっこいいイメージのあるVRですが、ビジュアルイメージを可愛くすることで、VRに興味がなかった子どもにも興味を持ってもらえたと思われます。

 

 

2.学年(35件の回答)

全体的に小学生が多く、学年は均等に参加している結果となりました。一方で、札幌市青少年科学館内にいた子どもたちは、未就学児が多く、本イベントの対象年齢である小学2年生から中学3年生の子供は少なかったように見受けられました。休日に青少年科学館を訪れる子どもたちの年齢層を、事前にもう少しヒアリングをすべきであったという意見がメンバーから挙がりました。

 

 

3.イベントを知ったきっかけ(38件の回答)

イベントを知ったきっかけは、たまたま通りかかったという理由が最も多い結果となりました。このイベントに参加したい意思を持って来た子どもは少なかったようです。今後の改善点として、小学生に薦める場合は、小学校にポスターを張ったり、ビラ配りをするという改善案も挙がりました。

 

 

4.イベントに参加しようと思ったきっかけ(38件の回答)

イベントに参加しようと思ったきっかけを聞いてみると、VRを体験してみたかったという意見が最も多い結果となりました。また、子どもや保護者のどちらか一方の希望で参加したというよりは、両方の希望で参加したという意見が多く見られました。また来場した子どもの中には、子どもたちだけで参加する子どもも多く、必ずしも保護者が付き添わないこともありました。これによりアンケートも、保護者と来る前提ではなく、子ども用に分かりやすい体裁のものを用意するべきであったという意見が挙がりました。またアンケートの質問項目に、誰と来たか、という項目があってもよかったという意見も挙がりました。

 

 

5.おもしろかったイベントのコンテンツ(37件の回答)

面白かったイベントのコンテンツは、VR体験が最も多い結果となり、約9割の方が挙げてくれました。またシール貼りも好評でした。さらにモニターに上映していた映像にも関心を持ってもらえ、高評価を得ることができました。支笏湖の解説ポスターは、二組にしか興味を示してもらえませんでした。このようなアンケート結果から、ポスターの展示場所の案内をした方が、注目してもらえたのではないか、という意見が挙がりました。

 

 

6.VRの経験(38件の回答)

VR体験は約8割の子供が初めてという結果となりました。中には、2回目、3回目以上というVR体験に慣れた子どももいました。

 

 

7.VRの使用に関する説明は分かりやすかったですか?(38件の回答)

VRの使用に関する説明は分かりやすかったという意見が9割を超えました。大多数の子供がVRの使い方を理解できたと思われます。

 

 

8.VR映像を体験した感想

 

VR映像を体験した感想を子どもに聞いたところ、

 

  • VR体験自体に関する感想
  • VR映像の感想
  • VR体験を通して得た感想

 

という3つに分類できました。全体的にVR体験自体の喜びの声が大きく聞かれました。また、おにいさんがやさしかった、という子どもの感想がありましたが、メンバーの中には子どもに対する対応の差があったのではないか、と感じた人もいました。今後の改善点として、差が出ないように事前のリハーサルを十分に行う必要であるという意見も挙がりました。

 

VR映像に関しても、概ね肯定的な意見が多く見られました。支笏湖の魚やザリガニといった生き物が見られて、楽しかったという意見が多かったです。またVR体験を通して、支笏湖に行きたくなった、勉強になった、また見たい、という意見が寄せられました。これらの意見は、VRを手段として科学を学ぶ楽しさを伝えることに成功した例だと思われます。

 

また保護者からは、一回ずつVRゴーグルをつけたりはずしたりするのが、たいへんそうというご指摘を受けました。今後の改善点として、プログラム全体の流れを見直し,VRゴーグルを外す手間を少なくする、といった意見が挙がりました。以下に、VR映像を体験した子どもと付き添った保護者の感想をそれぞれ種類ごとに分類して、記載します。

 

【子どもの感想】

<VR体験自体に関する感想>

・初めてVR体験できてとても楽しかった。

・たのしかった,見れてうれしかった。

・VRができてたのしかった。

・たのしかったです。

・おもしろかったです。でも少しよいました。

・いろいろな方向がみれておもしろかった。

・360度見れて面白かった。

・色々な方向を向いて見ることができてよかった。

・まわりをみわたすこと。

・たのしくて、おにいさんがやさしかったのでうれしかった。

 

<VR映像に関する感想>

・きれいに見えた。

・およいでいる人もみえておもしろかった。

・いろいろな生き物がいておもしろかった。

・いろんな生き物が見られておもしろかった。

・魚を見つけるのが楽しかった。

・魚など見れて楽しかった。

・ザリガニを見てたのが楽しかった。

・本当に湖の中に入っている様で楽しかった。

・しこつこの中にいるきぶんだった。

・VRを使って、支こうつ湖、見られたのでよかったです。

 

<VR体験を通して得た感想>

・VRを体験して支笏湖に行きたくなりました。

・しこつこの湖の中を見て、とてもべん強になりました。

・すごかった。また見たい。

 

【保護者の感想】

・小さい子供に対応して頂いてありがとうございました。

・イスからの転落の心配があったが1人に1人づつついていてくれてよかった。

・1回づつVRをつけたりはずしたりがちょっと大変そう。

・映像がきれい。

・見てほしいポイント(映像)へのナビゲーションに改善点がありそう。

・ダイビングをしたことがなかったので楽しそうだった。

 

 

9.イベントに参加した感想(35件の回答)

イベントに参加した感想を聞いたところ、VRに関する感想が最も多い結果となりました。これは、面白かったコンテンツがVR体験であったという結果と一致するものとなりました。実際に支笏湖に行きたくなった、ダイビングしたくなったという子どもは、約30%いました。また、もっと支笏湖の自然について学びたくなった、他の地域の自然についても学びたくなった、という子どももおり、学ぶ意欲が高まったのではないかと考えられます。

 

 

10.支笏湖に興味がわきましたか?(35件の回答)

支笏湖に対する興味を聞いたところ、約9割の子どもが興味を持ってくれたという結果となりました。支笏湖に関して、とても高い関心を持ってもらえたことが分かります。一方、いいえ、と答えた子どもは、8番目の質問のイベントに参加した感想を聞いた項目で、もう参加したいと思わない、分からないと答えた子どもと一致しました。イベントに良い感想を持てなかった子どもは、支笏湖に対しても興味を持てなかったと考えられます。

 

 

11.具体的にどこに興味を持ちましたか?(31件の回答)

支笏湖に関して、具体的にどこに興味を持ったか聞いてみたところ、生き物が最も多い結果となりました。また火山地形について興味を持った子どもは、湧き水についても興味を持つ傾向が見られました。また思いの外、子どもたちが地形についても興味を持ってくれたと感じたという意見も挙がりました。

 

 

12.イベント参加前に比べて、支笏湖に関する理解は深まりましたか?(35件の回答)

イベント参加前と比べた、支笏湖に関する理解を聞いたところ、約97%が深まったと答え、肯定的な意見がとても多い結果となりました。またほとんど分からなかった、という否定的な意見の子どもは、もう参加したいと思わない、支笏湖に関する興味を持てなかった、と答えた子どもと一致しました。よって、理解が深まらなかったことは、支笏湖への興味や次回以降のイベントへの参加意欲に関連する、と考えられます。

 

 

13.イベントで学んだこと、興味深かったことがあればお書きください。(自由記述)

 

イベントで学んだこと、興味深かったことを聞いてみると、支笏湖の成り立ち・水質、生き物、イベントの感想、という3つに分類することができました。アンケートの結果から、地形について、思いの外興味を持ってくれてよかったという意見が挙がりました。また一方で、湖は火山によってできるや、火山が爆発して湖ができる、といった誤った理解をしている場合もありました。きちんと正しい知識を伝える難しさを感じました。また、生き物に関する感想が多くあり、全般的に生き物に高く関心を持ってもらったということが分かりました。以下に、学んだこと、興味深かったことを種類ごとに分類してまとめました。

 

<支笏湖の成り立ち・水質>

・火山がばくはつして湖ができること。

・湖は火山によってできるということを学んだ。

・支笏湖が火山活動でできたことを学べた。

・わきみずを見てもっと調べたいと思った!

・湖がとてもキレイ。

・木の中がなんでなかったんだろう。

 

<支笏湖の生きもの>

・支笏湖に行って魚とふれあいたいと思います。

・みずうみにさかながいっぱいいた。

・いろんな魚が、いるのが、おもしろかったです。

・さかながいたばしょがすごい。

・湖の中のザリガニをみつけれて良かった。

・ウチダザリガニが強ぼうだということがわかった。

・ザリガニには困る!

・人間がもちこんだ生物が、在来種を危険にさらすのはダメだと思った!

・湖にもともといた生物はどうやってきたのかきになった。

・生きものがいっぱいいたこと。

・生き物の事がたくさん知れて良かった。

・生き物がどういう場所にいたのかを知ることができた。

・支笏湖の生き物に興味をわきました。

 

<イベントに関する感想>

・少人数にも関わらず、お姉さん・お兄さんがきちんと対応していただいてとても良かったです。ありがとうございました。

・シールの絵がかわいかった。

 

以上となります。

 

 

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