2017年12月19日

活動報告

プレスリリース作成選択演習が開催されました

 

11月11日(土)と12日(日)の日程でプレスリリース作成演習が実施されました。この演習は、12月に開催される記者会見演習とセットのプログラムで、CoSTEPと物質科学リーディングプログラム(ALP)の共同で実施されました。講師は内村直之先生(CoSTEP客員教授)と南波直樹先生(北大国際連携機構)です。

【藤森俊和・ALP3期生】

(プレスリリースの趣旨についてレクチャーする南波先生)

 

共同研究の促進や支援獲得など、研究成果を社会に公表することは非常に重要となります。初日はまず、プレスリリースの種類や利点、スケジュール、実施する際の疑問点などについて、南波先生と内村先生による研究広報とメディアの両方の視点から講義がありました。講義中では、広報的手段としてメディアを介すことの利点や欠点など、実例を交えながら教えていただきました。

 

次に受講生が2人1組となって、事前に作成してきた互いのプレスリリースに朱入れを行いました。意見交換することで、より良い文章のアイディアや専門用語の選択など様々な事を学ぶことができました。その後、南波先生が実際に記事となったプレスリリースを挙げて、良いプレスリリースの共通点や基本構造を学びました。

(実際のプレスリリースを見て、良いプレスリリースについて学ぶ受講生)

 

2日目では各自が作成したリード文を内村先生に手直ししてもらい、1日目と同様に互いのプレスリリースに対してピアレビューを行いました。そして、午後から最後のプレスリリース修正を行いました。ここまで学んだことを全力で出し切り、修正している受講生の顔は真剣そのものでした。完成したプレスリリースに対し、再度意見交換を行いました。第1稿と比べて、段違いな完成度に自身の成長を感じることができました。

(内村先生によるリード文の手直し)

(互いのプレスリリースに対して、意見交換する受講生。(筆者:右)

 

(プレスリリースの最終修正)

 

本演習の最後に、記事が掲載される出版物の違いとストレートニュースになるために必要な準備などを南波先生と内村先生からお話してもらいました。目的に合わせた出版物の選択や配布資料の準備など、プレスリリースを行う際の様々な注意点を学ぶことができました。

(実際の科学広報誌の記事についてお話しする内村先生)

 

研究成果の公表は研究活動の促進や次世代育成においても重要となります。本演習を通して、専門家と非専門家をつなぐプレスリリースの重要性を学ぶことができました。さらに、プレスリリースの意見交換から、専門家と非専門家における内容理解度の違いについて感じることができました。専門用語をいかに簡単に説明するか、また書き換えた内容の整合性が取れているかなど様々な困難や疑問が生じました。これを1から考えることで、私は自身の研究について更に深く理解することができました。今後、研究成果を社会に報告していく中で、非常に価値のある経験を積むことができたと感じました。