2018年10月15日

活動報告

出前授業「没入!バーチャル支笏湖ワールド」を北海道大学病院のひまわり分校にて実施しました

 

2017年度CoSTEP13期メディアデザイン実習が企画した、子ども向けサイエンスワークショップ「没入!バーチャル支笏湖ワールド」を有志メンバー(村井貴 特任助教/早岡英介 特任准教授/櫻井弘道 13期 本科メディアデザイン実習修了生・環境科学院 修士2年)が出前授業の形式に構成を変えて、北海道大学病院のひまわり分校にて実施しました。授業に出席したのは、小学3年生1名、6年生2名です。

 

*本授業の対象年齢は7歳以上としています。一般社団法人ロケーションベースVR協会発行のガイドラインに記載の推奨年齢(7歳以上)にならっています。

 

(北海道大学やCoSTEPについて説明する村井貴さん)

 

出前授業の冒頭では、「わたしたちはコーステップ」と題して、北海道大学の成り立ちやCoSTEPの科学技術コミュニケーション活動について村井貴さんが話しました。ウィリアム・スミス・クラーク先生や新渡戸稲造先生、ノーベル賞の鈴木章先生やイグノーベル賞の中垣俊之先生について伝えると、子どもたちは時に頷いたり、時に「知ってる!」と明るく答えてくれました。

 

(自己紹介をしながら北大生について伝える櫻井弘道さん)

 

その後、ワークショップのガイド役こと支笏湖探検隊長の櫻井弘道さんの自己紹介がはじまりました。北大と北大病院は距離的に近いですが、実際に子どもたちが北大生と接する機会はあまりありません。北大生は普段どんなことをやっているのか、少しでも身近に感じてもらおうと、自分自身の研究や普段の様子を紹介しました。

 

(支笏湖の環境や外来種問題についてのレクチャー。櫻井さんは“支笏湖探検隊長”の役柄のため、帽子と双眼鏡を身につけています。)

 

出前授業「没入!バーチャル支笏湖ワールド」がはじまりました。札幌からクルマで一時間ほどの距離にある支笏湖。北海道の身近な自然である支笏湖の世界に、子どもたちは興味津々の様子。

 

(VRゴーグルとワーク用のシールとシート。VRコンテンツで学んだ後は、シールを貼って振り返りを行います。)

 

本授業の特徴は単なるレクチャーではなく、まるで支笏湖にダイビングしたかのようにVRゴーグルを通して、360度の映像コンテンツを体験できるところです。コンテンツは「支笏湖の水中や地形を体験!」と「支笏湖に暮らす生き物たちを発見!」の2つがあります。(後者は朝日新聞社主催「朝日VRアワード」の自然部門賞を受賞しています。

 

(手でVRゴーグルを支えながら生徒のサポートをする早岡英介さん)

 

(支笏湖に没入中!)

 

「それでは没入タイムです!」と櫻井さんがいうと、子どもたちは一斉にVRゴーグルを身に着けて、支笏湖の水中環境に没入しました。見えるものを言葉に出しながら楽しむ子、じーっと見入る子、見方はそれぞれです。共通しているのはどの子も集中して見ていることです。これは、昨年度開催した時にも見られた傾向です。

 

(学習効果を高めるために、振り返り用シートにVRコンテンツで見えたものをシールで貼っていきます。)

 

(ひまわり分校の先生方と記念撮影)

 

ある子どもは没入タイムが終わった後しばらく経った後も、「まだ水の中にいるみたい!」とVRコンテンツの余韻にひたっていました。子どもたちの様子を見守っていた、教頭先生からは「すごく楽しそうでした。今日の出前授業はこの子たちにとって一生の思い出になると思います。ありがとうございました。」とのお言葉をいただきました。

 

2018年度CoSTEP14期メディアデザイン実習では生き物の視覚について考える、新しい形式のVRコンテンツ「アニマルめがねラボ」を10月14日に円山動物園で披露しました。このコンテンツを使った、ひまわり分校での出前授業も計画しています。