2018年02月23日

活動報告

アーティストが北大で制作するKitA始動!

 

北大でアーティストが滞在制作をするKitA(キタ:Kagaku into Art)プロジェクトが開始されました。

 

アーティストが地域や機関に滞在し、その場所とコラボレーションしながら作品を制作することをArtist-In-Residence(以下、AIR)と呼びます。CoSTEPでは、2018年度、「差の湯の会」と「サマーインスティテュート:研究者とクリエイター:森について考える」において、このAIRを実施してきました。

 

北大の研究資源を活用したアート制作を、より本格的にプロジェクト化したものが、KitA(キタ:Kagaku into Art)です。

現在、CoSTEPの教員であり、アーティストの朴炫貞と外部から来たアーティスト1名が、北大の研究者や研究林をリサーチしながら、アート制作に取り組んでいます。

 

音で見る自然と人間の相互作用

 

上村洋一さんは、フィールドレコーディングという環境音を録音しながら、その音を使ったインスタレーション作品(場所に設置する作品)を制作するアーティストです。

 

今回、上村さんは、北海道の海や湖、川の氷の音を録音し、そこから環境と人間の関係を可視化する作品に取り組んでいます。人間が環境に与える影響、そして環境から人間にフィードバックされる影響、その連関を氷の音を通して表現することを目指し、冬の北海道で上村さんの作品制作が始まっています。

 

(北大の施設を見学する上村さん)

 

(低温科学研究所の青木茂准教授に氷と世界の海流の関係についてお話をお聞きしました)

 

(天塩研究林のスタッフの皆さんの協力を得て、映像と音を収録しています)

 

(リサーチの合間に古い銀板写真を発見!これもどのように作品に組み込まれるのでしょうか。)

 

上村洋一(かみむら よういち)

 

 

聴覚や視覚といった感覚を通して風景に触れることで、気象や天文といった現象の在り方ついて探求している。それは必ずしも自らの感覚的な経験によって捉える事が出来ない「自然」の存在をどのように捉えるかということであり、人間と非人間の間にある「環境(Ambience)」について向き合うことであると考えている。主にフィールド・レコーディングを素材にインスタレーションを制作し、国内外で発表している。

http://www.yoichikamimura.com