2011年01月16日

成果物

【デザイン】第55回サイエンス・カフェ札幌のチラシが完成しました

 

チラシのデザインを担当したのは,グラフィックデザイン実習を専攻する渡邊恵実さん(北海道大学大学院環境科学院修士課程1年)。渡邊さんのレポートを紹介します。

地球上の生き物にとって不可欠な水は,川や海,雨や雲などさまざまに姿を変え,ループを描くように私たちのまわりを環(めぐ)っています。今回は「水・森・循環」という3つの言葉がキーワードです。杉本先生の研究“水は環る”を伝えようと実習のメンバーと議論を重ねました。


研究の舞台は,シベリア大陸のタイガ林。広大な森が“水”を蓄え,生命を育み,さまざまに形質を変化させながら“水”を循環させています。
“森”という漢字は3つの“木”から成り立っています。一方,見方を変えるとたくさんの“水”が循環しながら“森”を支えているといえるかもしれません。この大津先生のアドバイスがきっかけとなり,漢字のもつ象徴性を生かしたデザインを考えることにしました。

3つの“水(みず)”が集まった“森(もり)”。もちろん,このカフェのためにつくった創作文字です。この文字を主役にするため,レイアウトには大変苦労しました。メインタイトル,背景,イベントの概要…異なる複数の情報やオブジェクトをたった1枚の紙の中に整然とおさめなくてはいけません。ストレートでシンプルなデザインって本当に難しく,だからこそ挑戦の甲斐がありました。

実習では「本質は何?」ということを常に考えさせられました。辛く緊張感の連続でしたが,最後は感動をおぼえました。6期CoSTEPはもう少しで終わりますが,これからも私自身の活動の中に“デザイン的な思考”を取り入れてゆきたいと思います。