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授業の内容

講義

モジュール1/科学技術コミュニケーション概論I

科学技術コミュニケーションを行うのに必要な諸概念を学び、社会における科学技術コミュニケーションの望ましいあり方の全体像を展望し、科学技術コミュニケーターの役割を考えます。

5/13 科学技術コミュニケーションとは何か
この一年皆さんが何度も口にすることであろう「科学技術コミュニケーション」という言葉。この言葉は、どのような必要性があり、なぜ生まれたのか? 今、誰にどのように捉えられているのか? 科学技術コミュニケーションを学び、自分自身がどのような科学技術コミュニケーターになるのかを考えるうえで、「科学技術コミュニケーションとは何か」という素朴かつ根源的な問いには、向き合い続ける必要があります。そのための材料を様々な事例から紹介します。
川本思心(北海道大学CoSTEP 部門長/理学研究院 准教授)
5/19 対話のその前に〜コミュニケーションのための科学哲学
科学技術コミュニケーションへのアプローチは、「科学者と市民との対話」だけではありません。科学哲学というアプローチがあります。科学哲学は、科学の成り立ちや、科学的方法の前提を分析することに関心がありますが、そうした分析の中には、科学技術と社会の対話のヒントとなるものがあります。因果性や価値判断といった、ふだんあまり深く考えないことがらを例に、「コミュニケーションに役立つ科学哲学」について紹介します。
松王政浩(北海道大学 理学研究院 教授)
6/9 社会の中での科学技術コミュニケーターの役割 -科学ジャーナリストを例に
科学ジャーナリストは科学技術コミュニケーターの職業の一典型です。科学に関する情報が複雑化・高度化する中で、その役割の重要性は増しているはずですが、現状では残念ながら十分な役割を果たしているとは言えない部分もあります。NHKの医療・災害担当記者としての経験をもとに、科学技術コミュニケーターが社会の中でどのような役割を求められているか、科学ジャーナリズムをめぐるいくつかの具体例を通して考えます。
隈本邦彦(江戸川大学 メディアコミュニケーション学部 教授)
6/16 なぜ人はわかりあえないのか。で、どうする?
コミュニケーションにも原理があり、構造があります。しかし、効果的なコミュニケーションの方法とか、意図が相手に必ず伝わる方法のようなものはありません。本講義では、なぜ人と人は自然にわかりあうことができないのかを受講生とともに考察することを通じてコミュニケーションの原理とモデルを導出し、コミュニケーションデザインという概念を紹介して知識・背景の違う人々が直面する問題から課題を抽出する方法について考えます。
西條美紀(東京工業大学 環境・社会理工学院 教授)

 

 

モジュール2/表現とコミュニケーションの手法

科学技術コミュニケーターとして必要な、様々な表現とコミュニケーションの手法について学びます。

6/27 実践入門
ブリタニカ国際大百科辞典によると、実践とは「ある目的成就の過程のこと」とあります。みなさんは実践を通して、どのような目的を成就させたいと思っていますか。本講義では、CoSTEPのこれまでの実践活動を紹介しながら、企画立案、仲間やステークホルダーとのコミュニケーション、チラシデザイン、ウェブを活用した情報発信など、科学技術コミュニケーターがプロジェクトを進める上で必要となる考え方やスキル全般について、優しく解説します。
村井貴(北海道大学CoSTEP 特任助教)
6/30 サイエンスライティングの基礎
科学技術コミュニケーションにおいて、ライティングは重要かつ基本的なスキルです。まず、「てにをは」から「パラグラフ・ライティング」までの一般的なスキルをしっかりと身に付けましょう。さらに、科学や技術に関する話題を伝えるためのサイエンスライティングでは、科学的な事実を正確に書くだけではなく、読者対象やメディアの種類、社会的な背景を考慮した上で、何をどのように伝えるかを明確にしなければなりません。報道、広報、文化としての科学技術の普及など、ことばを使う科学・技術に対する活動の特徴についても解説します。
内村直之(北海道大学CoSTEP 客員教授/科学ジャーナリスト)
7/4 映像メディアと科学技術コミュニケーション
映像は文字情報や論理に頼らない、直感的でユニバーサルな表現方法です。近年のアナログからデジタルへの大きな変革、そしてスマートフォンの普及が、メディアのあり方を大きく変えました。送り手・受け手という概念の消滅。そしてプロとアマチュアの境界線がはっきりしなくなったことで、今まで以上に相手の関心を意識し、どのような伝え方なら共感を呼ぶことができるのか、受け手に対する徹底的な分析が必要となりました。科学技術コミュニケーションに映像メディアをどう活用していくべきか、これまでの実践例を元にお話します。
早岡英介(北海道大学CoSTEP 特任准教授)
7/7 プレゼンテーションで伝える
学会発表やアウトリーチを含め、様々な場面で活用できるプレゼンテーションの基本的な考え方、技術、スライドのデザインを学びます。 自分の伝えたいことをただ伝えるだけではなく、「伝える相手に対する想像力を養うこと」の重要性を理解してもらうことをこの講義の目的とします。このことは、単にプレゼンテーションに留まらず、科学技術コミュニケーション全般に通じる基本的な理念であると考えます。
古澤輝由(北海道大学CoSTEP 特任助教)
池田貴子(北海道大学CoSTEP 特任助教)

 

 

モジュール3/学習の手法

科学技術コミュニケーターとして必要な、多様な「学び方」と「教え方」について学びます。

7/18 科学技術コミュニケーターの学び方
科学技術コミュニケーターは、日々学びを通じて、自らの知識やスキルや態度を向上させる必要があります。この講義では科学技術コミュニケーターに求められる「学び方」について学びます。1)何を学ぶのか、なぜそれを学ぶのか、2)どのように学ぶのか、なぜそのように学ぶのか、3)CoSTEPの講義、演習(集中演習)、実習はどのように関連しているのか、関連させればよいのかについて確認し、学びに向かう態度を身につけます。
種村剛(北海道大学CoSTEP 特任講師)
7/21 学習科学から考える科学技術コミュニケーション
近年、米国の小中高校生を対象にした科学教育では、従来の探究型学習から、より科学実践を強調した教授・学習へ転換する次世代科学スタンダード(NGSS)の普及に向けた変革が進められています。本授業では、高校生を対象にした科学実践を体験できるカリキュラムを例に、データ分析を通し因果的説明を行うことが科学論証にもたらす認識的課題や、その解決に向けたカリキュラムや学習活動の設計方法について紹介します。
大浦弘樹(東京工業大学 教育革新センター 准教授)
  主体的な学びを引き出す「問い」のデザイン
ワークショップデザインやファシリテーションの成否を分けるのは、学習者に投げかける「問い」をいかにデザインするかだといっても過言ではありません。それでは、主体的な学びを引き出すための「良い問い」とは、どのようなものでしょうか。それは、どうすればデザインできるのでしょうか。本講座では、問いをデザインする方法論について、背景理論・実践事例・ワークを通して考えます。
 
*原則としてモジュール3の期間内にe-learningにて視聴すること。ただし、モジュール3の開始前に視聴することも可とする。
安斎勇樹(東京大学大学院 情報学環 特任助教)

 

 

モジュール4/情報の分析と行動のための計画手法 (実践のための行動計画)

科学技術コミュニケーターとしての実践に必要な諸情報を収集・分析・評価し、意思決定を行うための基本的な考え方を学びます。

9/8 科学技術コミュニケーションのための情報と計画
科学技術コミュニケーション活動は実施するだけではなく、その活動を評価し、今後の活動につなげていくため活動結果の情報を分析し、その後の展開を戦略的に計画することも重要です。本講義では、科学技術コミュニケーションにおいて、どのような前提を設定し、その前提から計画を立案するのか、そして各計画をどのように評価していくのかという情報と計画について網羅的に学びます。
奥本素子(北海道大学CoSTEP 准教授)
9/29 マーケティング・コミュニケーションに学ぶ、サイエンス・コミュニケーションとは
マーケティングでは製品・サービスの売り上げのために、さまざまなコミュニケーションを行っています。これらを、マーケティング・コミュニケーションと呼びます。対面のコミュニケーションから、テレビ宣伝、デジタル・メディアなど活動はさまざまです。この講義では、マーケティング・コミュニケーションの専門家から、サイエンス・コミュニケーションへのヒントや、想定される課題について、お話し、議論します。
本間充(電通マクロミルインサイト CDO/アウトブレイン 顧問/アビームコンサルティング 顧問)
10/10 科学技術コミュニケーションの事例研究
社会の中での科学技術コミュニケーションのあり方を考え、学び深めるための技法の一つに、事例研究(ケーススタディ)があります。多様な関係者の間で科学技術をめぐるコミュニケーションが問題となっている(いた)ケースを取り上げ、資料収集やインタビュー調査などを行い、科学技術コミュニケーションに関する普遍的な論点について考察を深めるやり方です。CoSTEPが刊行している『科学技術コミュニケーション』誌(JJSC)などに掲載された実際の事例研究も参照しつつ、事例研究法のメリットや、活用のためのノウハウを解説します。
三上直之(北海道大学 高等教育推進機構 准教授)
  ゲーミングで知る社会のダイナミックス
コミュニケーションの際に、相手が何を考えているかを想像することは重要なことです。そのためには、人の思考や行動が、置かれた役割や地位などの社会的状況に影響を受けていることを理解する必要があります。しかし、実際には自分の思考が自身の社会的状況に拘束されていることに気づくことは存外難しいことです。この状況を理解するためには、役割演技型のゲーミングを通じて、自身の日常とは異なる役割になりきることで生じる行動や思考をたどる経験が重要になってきます。本講義では、ゲーミングを用いた研究例を紹介します。

*原則としてモジュール4の期間内にe-learningにて視聴すること。ただし、モジュール4の開始前に視聴することも可とする。
大沼進(北海道大学 文学研究科 教授)

 

 

モジュール5/トランスサイエンス

科学技術と社会の接点に生じる現実の具体的な問題について知り、問題意識を持つと同時に、それらの事例を通じてトランスサイエンスの複雑な構造を適切に理解する思考力を養います。

10/20 情動の脳科学から見たトランスサイエンス
なぜ、科学的な問いは立てられても、科学だけでは答えることができないのか
福島原発事故を例に、情動の脳科学の立場から、トランスサイエンス問題を再考する。科学は客観的だと信じられてきた。しかし、科学者といえども、真空の中にいるわけではない。科学論争には常に、主観、価値観、利害がつきまとう。その結果、住民は誰の言葉を信じていいのか分からなくなり、科学者や国などに対する信頼は喪失する。議論は平行線をたどり、地域は分断し、被災者救済は遅れる。脳科学の進歩で、理性と感情(情動)の関係が見直されている。なぜ、科学は客観的であり得ないのか、脳のメカニズムの問題として原因と解決策を探る。
伊藤浩志(脳神経科学者/フリーランスライター)
10/27 生命科学研究におけるデュアルユース問題
生命科学研究は、社会生活の改善、医療技術の進歩、関連産業の振興など、より良い社会形成のために役立てられるべきものです。しかしながら、本来役に立つはずの科学技術が、生物兵器やテロ、環境破壊など社会不安を駆り立てる方向に誤用される可能性も否定できません。これを「生命科学研究におけるデュアルユース問題」と呼んでいます。近年の生命科学の進歩は、単なる遺伝子組換えの問題ばかりでなく、機能獲得研究、合成生物学、ゲノム編集やそれに基づく遺伝子ドライブなど、急速な勢いで我々の社会に入り込もうとしており、これに伴い種々のデュアルユース問題が懸念されています。生命科学研究をより良い社会に向けて実施・実装していくための施策はどうあるべきなのか、皆さんと共に考えます。
四ノ宮成祥(防衛医科大学校 医学教育部医学科 教授)
10/31 見せて守ることは可能か?野生生物保全のためコミュニケーションのあり方
野生生物の生息地を訪れ、観察することは、観光・レクリエーションとして人気がある。生息地の状況や生態を知ることは、人々の保全意識を高める効果もあるが、盗掘や過度な接近といった不適切な行動を招くこともある。そのため、希少種の情報は明らかにされない場合が多い。野生生物の情報を保全に活かし、適正な利用をするには、どうすればよいのか。北大構内の緑地、知床世界自然遺産の管理などの事例を通して考える。
愛甲哲也(北海道大学大学院 農学研究院 教授)
  農業技術とデュアルユース
化学肥料や農薬、そして内燃機関を用いたトラクターなどの農業技術の登場により、農業のあり方だけではなく、農民の意識、そして人々の食生活は大きく変わりました。中でも、19世紀後半以降のドイツは農業の工業化に最も成功した国の一つでした。一方、第一次大戦中にドイツは76万人もの餓死者をもたらす飢饉にみまわれ、この飢饉が、のちの国家体制に影響を及ぼすことになります。農業技術の発展が、人々の生存や生活様式、社会や国家に与えた事例について、歴史学の視点から俯瞰することで、農業技術および科学技術のデュアルユース性を捉え直します。
 
*原則としてモジュール5の期間内にe-learningにて視聴すること。ただし、モジュール5の開始前に視聴することも可とする。
藤原辰史(京都大学 人文科学研究所 教授)

 

 

モジュール6/多様な立場の理解

科学技術コミュニケーターが多様な立場の個人や組織と連携する際に理解しておくべき、科学技術コミュニケーションに関わる主要なステークホルダーの立場について学びます。

11/17 歴史遺産をめぐる多様な声-過去にまつわる今日的課題を考える
今日、過去の人々がつくった建造物や道具、あるいは築きあげた精神文化や伝統的技術・知恵は「歴史遺産」として評価され、記録、研究、保護の対象となっています。また、地域の歴史遺産を活用したまちづくり、郷土学習、観光振興といった観点から、研究者のみならず、多様な立場からも熱い視線を浴びています。講義では、歴史遺産に関わる多様なステークホルダーに介在する過去にまつわる今日的課題を、歴史の科学技術コミュニケーターとして考えていきます。
岡田真弓(北海道大学 創成研究機構 特任助教)
12/1
現場のチカラで実現する政策-科学技術を人々の「自分事」にするために-

私が所属する非営利独立の政策シンクタンク「構想日本」は、政策の「提言」だけでなく「実現」することを目的に活動しています。実現にあたっては「現場」にある本質をどれだけ掴むことができるか、また、私たち一人ひとりがいかに社会のことを「自分事」ととして捉えられるかが重要だと考えています。
構想日本の代表的な取り組みの一つに「事業仕分け」があります(事業仕分けの名付け親は構想日本です)。私は日本で最も多くの事業仕分けに参加し、内閣府行政刷新会議事務局参事官として政府の事業仕分けにも中心的に関わりました。事業仕分けも、国民、住民が政治や行政を「自分事」として考えるためのツールです。科学技術の世界も、本質は現場にあると考えます。様々な立場の現場の力によって、健全で独創的な研究が生まれている のではないかと思います。私の取り組みの紹介を踏まえ、科学技術が多くの人々にとって「自分事」として捉えられるようにするためには何が必要か、みなさんと考えたいと思います。

伊藤伸(政策シンクタンク構想日本 ディレクター(総括))
12/5 共に生きる社会を願って
出生前診断を受ける、受けないは個人の判断に委ねられるところですが、妊婦の少量の血液による検査だけで精度よく確率を推定出来る今回の新型の出生前検査が、あたかも「誰もが受けなくてはいけない検査」のごとく社会に受け取られる可能性があることや、「安易な命の選別につながる」ことにはとても危惧を感じています。授かった命は、障がいがあってもなくても尊く大切で、どの命も同じ重さです。出生前検査の技術のみが進歩するのではなく、『子どもにハンディキャップがあって生まれても、安心して育てていける』誰もがそう思える社会になって初めて、生むという選択も含めて、検査をめぐる多様な選択が等しく尊重される成熟した社会の実現かと思います。この講義では、ダウン症の子どもを持つ一人の親としての想いをお話しし、多様な人びとが、共に生きる社会とはどうあるべきか、どんな社会であればその人がその人らしくありのままに安心して生きていけるのかを、一緒に考えていきたいと思います。
三好明子(北海道小鳩会(ダウン症児・者親の会))
柴田有花(北海道大学病院 認定遺伝カウンセラー)

 

 

モジュール7/社会における実践

社会の中で科学技術コミュニケーションの領域を意欲的に開拓されている方々を招き、これまで歩んでこられたキャリア、活動の背景、現状、課題、原動力、将来の目標などについてお話を伺うことによって、自らのコミュニケーターとしての将来展望を描きます。

12/15 新たな研究資金獲得を担うファンドレイザーの取り組み
日本における研究資金の獲得は、科研費などの競争的資金に大きく依存しています。しかし競争的資金は、基本的には採択されたプロジェクトに関わるものにしか使えません。相対的に自由度が高い研究資金として、「寄付金」があります。私は京都大学iPS細胞研究所のファンドレイザー(寄付募集専門職員)として、寄付募集活動を実施・管理する仕事をしています。ファンドレイザーは一般の方々に分かりやすく情報を発信し、自分たちの活動・研究についてご理解いただくことが非常に重要な部分を占めますので、サイエンスコミュニケーターの役割とも重なる部分も多いのではないかと思います。私たちの取り組みの紹介を通じて、研究室での新しいファンディングの現場と課題、展望について知っていただけたらと思います。
渡邉文隆(京都大学 iPS細胞研究所 所長室 基金グループ長)
1/19 科学番組を作る視点 ~理系文系の壁をこえて~
文系出身のTVディレクターとして、NHK教育の科学番組「サイエンスZERO」をスタッフの中でも最も長く、11年もの間作り続けてきました。この仕事の醍醐味は、第一線の研究者に取材をして、生の声を聞くことができることであり、そのためには、基礎を知るという勉強が不可欠です。しかし、いかに本質をつかんで物語として伝えるかに関しては、もしかしたら文系の方が得意かもしれません。これまでの経験をもとに、最先端科学の本質を分かりやすく魅力的に伝える「文系ならではの思考方法」についてお話します。
高山晶子((株)千代田ラフト 科学番組ディレクター)
1/26 技術と芸術を横断する〜メディアアートからバイオ・リサーチまで〜
2003年の開館以来、メディアテクノロジーを用いた新しい表現を模索している山口情報芸術センター・通称「YCAM(ワイカム)」。展覧会や公演、映画上映、ワークショップなど多彩なイベントを開催しています。メディアアートやパフォーミング・アーツを軸にしつつも、近年では、スポーツや遊び、食、さらにはバイオ・リサーチまで、その取り組みは拡がりを見せています。本講義では、YCAMの取り組みや、その基盤となっている研究開発について紹介しながら、これからの科学技術コミュニケーションのあり方について一緒に考えていきます。
津田和俊(山口情報芸術センター[YCAM] 研究員)
2/2 「科学コミュニケーター」は職業にできる?
科学の世界と一般の社会をつなぐコミュニケーションの担い手とされている「科学コミュニケーター」、その養成事業は10年以上にわたっていくつかの大学や科学館で行われています。しかし社会に出てみると、具体的にそう名乗る人と出会う機会はほとんどありません。科学コミュニケーターとは具体的に何をする人で、誰に必要とされているのでしょう?果たして、職業として生きていくことはできるものなのでしょうか。体を張ってフリーランスの科学コミュニケーターとして実際にサバイブしてきた三年半で感じたこと、お話しします。
本田隆行(フリーランス 科学コミュニケーター)

 

 

モジュール1/科学技術コミュニケーション概論II

科学技術コミュニケーションを行うのに必要な諸概念を学び、社会における科学技術コミュニケーションの望ましいあり方の全体像を展望し、科学技術コミュニケーターの役割を考えます。

2/16 CoSTEPの講義を振り返って
CoSTEPで開講された講義を振り返り、「科学技術コミュニケーションの思考」、「情報の分析と行動のための計画手法」、「科学技術コミュニケーション実践」に関わる知識や技能、そして実践事例のポイントをCoSTEP教員が解説していきます。本講義を通して、講義内容の理解を深め、一年間の学びの省察をし、今後の実践活動に関連付けていくことを目指します。
CoSTEP教員による総括