光触媒×阿部竜 その光、もっと使います。
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2.4実用化への壁21か。そうです、半導体に光をあて、光のエネルギーを電子に与えるのです。このとき半導体は、光のエネルギーをもとでにして触媒としての働きをするわけですから、光触媒ということになります。*3でも、この光触媒を使って、太陽光で水を分解し実用的なレベルで水素を製造するのは、簡単なことではありません。2.4実用化への壁雨あがりの日、ふと空を見上げると、大きな七色の虹がかかっていることがあります。その七つの色は、空に浮かぶ小さな水滴に太陽の光が当たり、色ごとに分けられたために見えるものです。言い換えると、太陽の光には、いろいろな色の光が含まれているのです。光というのは波の一種です。波ですから、水面の波などと同じように、波長があります。そして、光の波長が違うと、私たちの目には、色の違う光として見えます。図2.8のように、波長が短いほど青っぽく、波長が長いほど赤っぽく見えるのです。でも、色こそ違えども「目に見える」という点では、同じ*3光が触媒としての働きをするわけではありませんので、注意してください。

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