光触媒×阿部竜 その光、もっと使います。
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32第3章太陽光をもっと使う図3.42種類の光触媒で、水素と酸素とを離れた場所で発生させる。に加えて、水素と酸素を別々に離れた場所で発生させられるという利点もあります。2種類の光触媒を図3.4のように容器の別の場所に入れ、その間を電子を運ぶ物質(IO−3やI−イオンなど)だけが通過できるフィルターで区切っておくのです。そうすると、一方には水素だけ、他方には酸素だけが溜まっていくことになります。それぞれのガスを別々に回収でき、水素と酸素が反応して爆発するという危険もありません。反面、効率が悪いという弱点もあります。2段階方式では、酸素と水素の発生を完結させるために2つの行程が必要です。光のエネルギーは1つの行程ごとに必要ですから、1段階で完結する場合に比べて光子が2倍必要になってしまうのです。

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