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北大祭2018 ミニチュア土器から読み解く考古学

2018年06月03日

 

北18条門から5分ほど北へ進むと創成研究機構があります。併設されたレストランポプラで昨日、サイエンストーク「考古学ってなに?北海道のれきし発見!」が開催されました。お話をしたのは岡田真弓さん(創成研究機構 特任助教)と平澤悠さん(アイヌ・先住民研究センター 博士研究員)です。

(岡田真弓さん(創成研究機構 特任助教))

 

北海道は本州と違い、縄文時代の後、続縄文文化、オホーツク文化、擦文文化からアイヌ文化へと独自の文化が発展してきました。講演では、2011年度から北海道大学が中心となって発掘している礼文島の「礼文浜中2遺跡」について解説してくれました。浜中2遺跡は、深さ4mの中に3000年にわたる歴史がつまった場所で、考古学的にも注目の場所。海獣の骨だけではなく、礼文島には生息していなかったイヌやブタの骨、数多くの出土品が毎年発見されています。

(出土品について語る平澤悠さん(アイヌ・先住民研究センター 博士研究員))

 

(ミニチュア土器や、アクセサリとも考えられている骨製のクマ)

 

さらに、かわいいクマ型装飾品やミニチュアサイズの土器なども発見されています。これらどういう意図で、誰が作ったものなのか? これまで考古学で見過ごされてきた、子どもの視点でとらえなおす必要がある、と岡田さんと平澤さんはお話されました。あらたな考古学につながるヒントが、まだまだ礼文島に眠っているかもしれませんね。

(浜中2遺跡から出土したミニチュア土器。本物です!)

 

(浜中2遺跡から出土した土器をもつ平澤さん。土器に付いているお焦げや炭も、生活を知る手掛かりになります)

 

(ホールでは土器づくり体験も実施されました。オホーツク人の子どもになりきって粘土をこねこね)

【望月貴文・CoSTEP本科生/社会人】


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