歳時記


【北海道胆振東部地震】台風・地震被害に対応する農場

2018年09月08日

 

多くの生き物をあずかる農場では、引き続き対応にあたっています。養蚕室では蚕の卵を保存している冷蔵庫に電力を供給するため、担当職員が停電の完全復旧まで発電機の管理に張り付いています。

(養蚕室用の発電機に燃料を補給する職員さん。9月6日朝6時半頃撮影)

 

牛舎には多くの乳牛がいます。毎日搾乳しないと牛は乳房炎になり、最悪の場合死んでしまいます。地震初日の6日木曜は手で搾乳しましたが、7日金曜の午前中にいち早く電源が復旧し、機械搾乳ができるようになりました。作業的には楽になりましたが、搾った牛乳は牛乳会社の受け入れ体制が整うまでは廃棄するしかありません。

 

農場は5日水曜の台風21号の被害を受け、続く地震で対応が遅れています。札幌研究林では20mを超える大木が倒れました。業者の対応が必要ですが業務に影響がないため後まわしになっています。田圃では台風で防鳥ネットが破損したため、その張替えに作業が続いています。トウモロコシもかなり倒伏したため、今後の天候によっては収穫が難しくなるかもしれません。

(台風で倒れた大木。9月5日撮影)

 

(台風で破損した防鳥ネット。9月5日撮影)

 

(台風で倒れてしまったトウモロコシ。9月5日撮影)

 

植物園は台風の被害により臨時休園となり、11日火曜に開園予定でしたが地震による停電対応や職員が出勤出来ないなどで園内整備が滞り、再開は10日月曜以降に判断されることになりました。


情報提供:北方生物圏フィールド科学センター企画調整室 林忠一さん


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