歳時記


【北海道胆振東部地震】防災ブックの紹介/Introduction of Disaster prevention book/防災書籍介紹/재난대비 책 소개

2018年09月07日


北大にはもちろん、被災地には日本語を母語としない方々も数多くいらっしゃいます。4ヶ国語で作成された『東京防災』を紹介します。

 

『東京防災/Disaster Preparedness Tokyo/防灾手册《东京防灾》/방재책자 '도쿄방재'』(東京都 2015)
English / 中國 / 한국 / 日本語 

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現在も土砂災害があった地域では懸命の救助活動が続いています。電気が復旧していない地域や、それに伴い水道が使えない住宅等もあります。また、再び地震が起こる可能性もあります。北海道は今夜から明日午前中にかけて雨が降る地域が多くあります。新たな土砂災害の発生や、液状化現象の悪化の可能性もあります。くれぐれもご注意ください。引き続き災害に備えると共に、ライフラインの確保につとめてください。


道外の方々も、これを機に防災について改めて備える機会にしていただければ幸いです。

 

Tel: 011-204-5937, 011-204-5092

Launguage: Englsh, Chinese (Mandarin), Korean

Open at 8:45-17:30 on weekdays

 

Language: English, Chinease, Korean, Russian

 

 

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補足解説

 

今後は同レベルの余震が発生した時に、電気などのライフラインが再び麻痺して、在宅避難もしくは、避難所へ避難という場合が想定されます。
以下『東京防災』をベースに「在宅避難、避難所で避難する場合の備え」をテーマに、簡単に整理してみました。

【望月貴文・CoSTEP本科生/社会人/防災士】

 


■「地震の発生とその瞬間」~「避難の判断」(P16~45)


もうすでに一度地震は起こっているので、その時の体験をベースにどう対処すればよいか考えるのがベストですが、P16~45を見返して、次の余震に備えるのがよいでしょう。


本書の中でも「発災時のNG行動」は必読。エレベーターは絶対に使用しないこと。どんな高層階にいたとしても、階段から降りること。エレベーターで降りてる時に停電したら出られません。

 


■避難するときの注意点 P46~47


在宅避難でも、「4以外」はライフラインが復旧していない段階でも必ず行うこと。余震が収まったらすぐ行動に移こと。


1 出火の原因を作らない
熱を発しやすい電化製品などは可能なかぎりコンセントを抜いておく。


2 ブレーカーを落とす
ブレーカーを落としておかないと、通電時に、倒れてる家財(電気ストーブ等)が火元になる「通電火災」という現象が起きます。1995年の阪神・淡路大震災で火災の2割以上(157件中35件)がこの火災でした(参考:神戸市

3 ガスの元栓をしめる
ガス管が壊れていると、復旧したときにガス漏れの危険があります。最近のガスメーターには「マイコンメーター」という、震度5強以上(仕様により変化)の地震で強制遮断する装置がありますが、あまりアテにしないで必ず元栓は閉めること(参考:北ガス)。マイコンメーターの解除はこちらのとおり。


4 安否メモを残す
自分がどこにいるか伝えるのに有用だが、電話番号などの個人情報が流出する可能性もあり、「メモを残す=不在」の証明にもなるので、火事場ドロボウに遭う危険もある。最低限度(何時に○○小学校に避難しています)の情報に留め、SNSやメッセージアプリなど活用して家族や友人に詳細を伝えた方が無難。各自リスクを踏まえて行動をしましょう。

 


■在宅避難 P54・55


ライフライン確保までの代替として「水」・「保存ができる食べ物(お菓子も可)」は1週間分はそろえておく。水は最低でも1日2リットル必要。


「カセットコンロ(&カセットボンベ)」は、買うことができればこれを機に買っておく。調理の幅が広がります。衛生用品(除菌シート、女性生理用品、携帯トイレ)なども必須。


備蓄ユニットリスト(P88~P89)も参考に、不足分を確認して購入しましょう。

 

 

■もしもマニュアル P175~P225


災害時に役立つ「知恵」や「工夫」を紹介しています。在宅避難時では以下が特に役に立ちます。
・P198 水道水の保存方法
・P199 断水時のトイレの使い方
・P201 簡易トイレの作り方
・P202 簡易おむつの作り方
・P203 布ナプキン作り方
・P206 簡易ランタン作り方

 


■用語解説インデックス P308~317


専門用語の解説なのでわからない用語があったらコチラを参照。

 


■補足:避難所に避難する場合
最低でも読んでもらいたいのは「避難所生活の心得(P58・59)」「避難所生活での留意点(P60・65)」。


在宅避難に比べるとプライベートスペースが非常に限られ、環境も非常に悪くなるので、自宅から避難所へ向かうときは、水や食べ物のほか、「非常用持ち出し袋P90・91」を参考にして、多め持ち出すこと(避難所には期待しないこと)。


加えて、一夜を明かすのであれば、「寝袋」「毛布」「新聞紙」「手回し式ラジオ」「携帯トイレ」「耳栓」がほしいところ。特に「耳栓」がないと、ほかの避難者のイビキが原因で眠れないという事態が避けられます。また、トイレは我慢しないで、積極的にいくことを推奨。我慢するとストレスや便秘による体調不良になりやすくなります。


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