ジョインアス


北大写真部80周年記念展

2018年10月26日

 

1938年(昭和13年)に設立された、北海道大学写真部は今年で80周年。節目の年を記念して、現在、札幌市民交流プラザにて「北大写真部80周年記念展」を開催しています。現役の部員と卒業生・修了生、総勢53名による写真展です。今回、出展メンバーを代表して、OBの梶山亮さん(社会人)と部員の樋口亮さん(農学院 修士課程)にお話を伺いました。

 

 

現役部員と幅広い年齢層の卒業生・修了生が一緒に写真展を開催する機会はあまりなく、2016年9月に開催された「北大カメラクラブOB・写真部合同展」以来です。

 

(取材に応じてくださった、樋口亮さん(左)と梶山亮さん(右))


北大写真部は、北の大地を撮ることを意識しながら活動を行っています。ヒグマや雪原のキツネといった被写体を追いかけて、さまざまなフィールドで撮影を行っているのが特徴です。部員の出身地は多種多様で、ジャンルは動物をはじめ、鉄道や自然など多岐に渡ります。

 

80年の月日が流れる中で、カメラを取り巻く状況は変わりました。フィルムカメラからデジタルカメラに移行したのは特に大きな変化といえます。しかし、撮影の本質は変わらないので、今も昔もやっていることにそれほど大きな違いはないと、梶山亮さんはいいます。

 

(梶山亮さんの作品「タイムライン・グラフィティ」)

 

梶山さんの年齢は現在62歳。親子以上に年の離れた現役部員たちの作品を見て、「写真は個人技の世界なので、年齢はあまり関係ありません。若い人はみずみずしい感性で撮影するので、とても新鮮です。長くやっていると、こうあるべき型を追求してしまって、逆に自由度を失いかねません。」と語ってくれました。

 

梶山さんの作品名は「タイムライン・グラフィティ」。デジタルカメラで撮影した最近の作品と北大生時代に撮影したフィルムカメラの作品をあえてキャプションをつけずにまぜこぜにしています。じっくり見ると、時代の違いを見つけることができるかもしれません。

 

(樋口亮さんの作品「人の世の清き國」)

 

一方、現役部員の樋口亮さんはデジタルカメラから写真の世界に入りました。愛用のカメラは、なんとライカ。おじいさまから受け継いだフィルムカメラ時代のライカのレンズをデジタルカメラに装着して、日々腕を磨いているそうです。

 

「レンズもカメラもよいものを使っているので、逆にいうと、うまく撮れなかったら、それは自分の腕が悪いからということになります。言い訳ができないのが、ライカなんですね。」と樋口さんはいいます。

 

(樋口亮さんの写真集「On the Road」)

 

(愛用のライカとともに)

 

そんな樋口さんは、今年の6月に友人らに協力してもらいながら写真集「On the Road」をまとめました。樋口さんは北大写真部に入部して以降、クルマで移動しながら北海道中を撮影してきました。その総移動距離は4年間で50,000kmを超えます。それがこの一冊にぎゅっと凝縮しています。今回の記念展では「On the Road」も手にとることができるようになっています。

 

(多くの作品が会場内に展示されています。)

 

(作品を見ながら、コミュニケーションをとれるスペースが用意されています。)

 

(北海道大学の総長を務められた丹保憲仁さんはかつて北大写真部に在籍していました。当時の作品も展示されています。)

 

 

北大写真部80周年記念展は29日(月)まで、札幌市民交流プラザのSCARTSモールにて開催しています。時間帯は9:00~20:00(29日のみ9:00~18:00)です。27日(土)13:00からは特別企画「ギャラリートーク ~出展者による作品解説~」が予定されています。

 

みなさま、ぜひお誘い合わせの上、お越しください!


同じシーンの記事