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大本営跡の「聖蹟碑」

2019年01月22日

クラーク像の斜め向かいに、こんな石碑があります。

 

石碑の上部には「聖蹟」と刻まれています。聖蹟とは、天皇が行幸の際に休息や宿泊をした場所に与えられる名称です。1936年の秋、北海道で陸軍特別大演習が行われた際、北大農学部に大本営が設けられ、昭和天皇の仮御所となりました。それを記念して、翌1937年にこの碑が建立されました。

 

(日高産の柘榴石が積み上げられた石碑。

左手奥は農学部、右手奥はキャンパス最古の建築物である「旧札幌農学校昆虫学及養蚕学教室」)

 

 

「聖蹟」の文字のすぐ下には、碑文が刻まれています。この碑文の文字は、「現代書道の父」と謳われる書道家 比田井天来(ひだい てんらい;1872‐1939)の手蹟です。天来は長野県出身でしたが、北海道各地を旅し北海道出身の書道家たちに大きな影響を与えたと言われています。

 

(比田井天来の手になる碑文は、柘榴石特有の模様と風雪による浸食で判読しづらい)

 

天来没後80年の今年、北大総合博物館では「没後80年記念展 比田井天来 北海道大学総合博物館-書・拓本-所蔵コレクション」が開催されています。ふだんは北大総長室に置かれている「六曲屏風」も公開中です。平成最後の今年、過ぎ行く時代を書聖の手蹟で振り返るのも良いかもしれません。

 

 

◆開催情報

「没後80年記念展 比田井天来 北海道大学総合博物館-書・拓本-所蔵コレクション」
会 期:2019年1月16日(水)~ 2月17日(日)
会 場:北海道大学総合博物館 1階企画展示室
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日休館)
入場料:無料


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