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人間の営みの学問、経済学

2019年03月12日

総合博物館の2階、経済学部コーナーを訪れてみると、煌びやかで美しい衣装の展示が目に留まりました。

 

 

その傍らには、「一押し最新研究:ウズベキスタンの慣習経済 -計画経済と市場経済の間で-」と題し、樋渡雅人さん(経済学研究院 准教授)の研究を紹介するパネルが設置されています。この衣装もウズベキスタンの民族衣装とのこと。衣装のほか、食器やナイフ、楽器などウズベキスタンの道具類も展示されていて、同じくとても煌びやかです。

 

 

パネルには、背景としての中央アジアという地域、研究テーマの「慣習経済」について、具体的なアプローチ方法、意義や展開など、樋渡さんの研究の詳細がインタビュー形式で解説されています。中でも「研究者として、特定の地域を研究する意義は、地域に根付いた人々の暮らしのありかたを学びながら、社会科学的な、より普遍的な論点を掘り下げて研究してゆくことにこそある」という樋渡さんの言葉が印象的です。

 

経済学部の紹介は、「「経済」とは、人間の営みそのもの。」という文言からはじまっています。「経済学」と聞くと、ミクロとマクロがあり、数値データを使って世の中を記述する学問という印象で、苦手意識がある方もいるかもしれません。しかし経済学の中にも、世界の現地でフィールドワークを行って、人々の暮らしや歴史・文化に寄り添い、その中から本質的な知見を見出そうというアプローチの研究も多く存在しているのです。

 

 

周囲のパネルからは、経済学部の歴史、学問分野の系統図、ゼミの雰囲気など、経済学を網羅的に知ることもできます。経済に興味がある方も、苦手意識のある方も、一度訪れてみてはいかがでしょうか。きっと「経済学」の印象が変わるのではないかと思います。

 


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