2015年05月24日

活動報告

2015年度のCoSTEPがスタートしました。

 

5月16日、ライラックが咲き誇る中、北海道大学理学部大講堂にてCoSTEPの開講式が行われました。今年度の受講生は82名(本科20名、選科54名、研修科8名)で、その他に20名の北大物質科学リーディングプログラム生を受け入れることになりました。この日は、札幌市内はもとより、道内や東京、広島、仙台からも受講生が集まりました。

 

 

新田孝彦理事(副学長・高等教育推進機構長)より、開講の挨拶と11年目を迎えたCoSTEPの足跡、今後の展望が紹介され、引き続き松王政浩代表(理学研究院教授)からは社会から求められている科学技術コミュニケーション教育の重要性について紹介がありました。

 

(開講に先立って挨拶をする新田孝彦理事)

 

(松王政浩CoSTEP代表)

 

開講にあたって公開された特別講義は、池澤夏樹氏(作家・道立文学館館長)による「理系と文系の界面活性剤」です。北大教職員や学生、札幌市民のみなさまにも公開し、230名を超える参加者で会場は満席となりました。大学で物理学を学び、自然科学の分野にも造詣の深い池澤氏は、執筆活動を通じて発表してきた、社会と科学の関係についての考察を丁寧にお話しして下さいました。そして会場の参加者に「科学する心とは何か」と問いかけ、これから科学技術コミュニケーションを学ぼうとする受講生たちに大きな刺激を与えて下さいました。

 

(開講特別講師をつとめてくださった池澤夏樹氏)

 

夕方からは、構内のファカルティハウス「エンレイソウ」にて、ウェルカムパーティーが開かれました。参加した受講生全員が自己紹介を行い、これから一年間共に学ぶ仲間のと絆を深めたようです。

 

 

翌日(17日)午前には、石村源生准教授による授業「科学技術コミュニケーションの原点と座標軸」が実施され、社会における科学技術コミュニケーションの望ましいあり方と、科学技術コミュニケーターの役割について解説されました。

 

 

午後からはオープニングワークショップです。これは、「このチームで何が出来るか」 というテーマで、グループごとに科学技術コミュニケーション新企画を作り上げるという実践トレーニングです。限られた時間の中で、はじめて出会ったメンバーのチームワークが試されるというスリリングな体験ができたと思います。受講生のみなさんは、2日間の体験を通して、科学技術コミュニケーションには何が求められているかを自身で考えながら、CoSTEPで学ぼうとする意欲を深めることができたでしょう。