2020年10月30日

活動報告

第113回 サイエンス・カフェ札幌|オンライン「みんなで考える持続可能なパートナーシップ 〜NEW NORMALにおける研究と地域〜」を開催しました

    2020年10月19日(月)、上田裕文さん(北海道大学メディア・コミュニケーション研究院 准教授)と岸邦宏さん(北海道大学 大学院工学研究院 准教授)をゲストにお招きし、第113回サイエンス・カフェ札幌|オンライン「みんなで考える持続可能なパートナーシップ 〜NEW NORMALにおける研究と地域〜」を開催しました。最大視聴者数は100名でした。今回のサイエンス・カフェ札幌|オンラインは、CoSTEP OPEN WEEKと連動し、北大を飛び出し札幌市民の新たな交流の場の一つとなっている札幌文化芸術交流センター(SCARTS)から中継しました。


     

     

     

     

    今回のカフェは、今年の2月に開催予定のワークショップ形式のサイエンス・カフェ札幌のリベンジ企画でした。地域とともにある研究をテーマに、地域に入って、住民の方々とコミュニケーションをとりながら研究を進めている二人の研究者に話題提供をいただきました。まず、新型コロナウイルス感染症が拡大前に上田さんと岸さんがどのような研究をされてきたのかを映像で振り返りました。

     

    その後、動画をもとにした地域と研究のパートナーシップの結び方、そしてコロナ後の変化をお二人それぞれに語ってもらいました。

     

    まず上田さんからはペルーから美瑛町まで文化的景観を生かしたまちづくりの事例を紹介されました。やはり現地で足を運べない状況下で実施できる研究も制限されています。しかし価値観が混乱している今だからこそ、町にとって景観の意味の再定義を町の方と一緒にできないか、と考えられているそうです。

     

    (防風林の機能から生まれたマイルドセブンの丘の風景)

     

    地域のコミュニティバスから新幹線まで幅広く道内の交通計画に携わる岸さん。論文だけではなく、研究の知見を地域の交通を中心としたまちづくりにフィードバックしていくことも重要な役目だと考えています。アフターコロナの時代、どういう移動であれば我々は今後も公共交通機関が使い続けられるのか、迅速な研究が求められると語ります。

     

    (函館まで延伸された北海道新幹線。2030年までに新幹線は札幌駅まで延伸される計画。)

     

    質疑応答では、実は同じ学会に所属していることが判明したお二人。地域の中の実践の中での研究だからこそ学際的に、そしてデータだけでなく価値観や生活スタイルまで考慮に入れて研究しなければなりません。対話を止めないこと、これこそ地域と研究がつながっていくシンプルですが、重要な部分です。

     

    なお、初めての試みとして、グラフィックレコーディングを採用しました。石橋智晴さんが遠隔から本カフェのグラフィックレコーディングを作成くださいました!