2009年11月18日

成果物

ラジオ第164回:2009年11月18日

 

サイエンス・カフェ特集

魚を育てる森のはなし

ゲスト: 白岩 孝行(しらいわ たかゆき)さん(総合地球環境学研究所准教授/北海道大学低温科学研究所准教授)

 

 

◆「森が魚を育てる!?」生命と環境を巡る壮大なストーリー
第48回サイエンス・カフェ札幌「魚を育てる森のはなし〜アムール川流域からの鉄が育む生態系、人間のかかわり」(2009年10月31日;sapporo55ビル1階インナーガーデン開催)の様子をお届けします。

 

サイエンスカフェ受付の様子
以下、会場の写真はすべて三原義広さん

 

参加者70人程のうち半分くらいが初めて参加だったとのこと

近年の研究成果により、アムール川流域の森林から流れ込む「鉄」が、実は海の生態系を支えていることがわかってきました。今回のカフェは、そうした自然のメカニズムと、人間社会との関わりについてのお話です。

今回ゲストにお迎えしたのは、総合地球環境学研究所と北海道大学低温科学研究所准教授であり、「アムール・オホーツクプロジェクト」のプロジェクトリーダーもつとめる、白岩孝行(しらいわ たかゆき)さんです。カフェでは、魚付林と鉄の関係性を中心にお話を伺いました。

 

白岩孝行先生

 

ファシリテーターをつとめた本宮大輔さん

ところで「魚付き林」をご存知でしょうか?魚付き林とは、岸辺の森から流れ出る栄養分が沿岸に藻場を作り魚を育むという、循環を作り出す森のことです。
この魚付き林となぜ鉄分が関係するかというと、森林や湿原からの落ち葉などに含まれる腐った栄養分である腐食物質は、鉄分を運ぶ役割があるからです。

海の生き物にとって鉄は欠かせない物質。そんな鉄が、森から海へと流れ込むことで、豊かな海の生態系が保たれる。これがカフェのテーマでもある「魚を育てる森のはなし」です。

 

カフェが終わってみんなで記念写真

今回のカフェでは、ゲストの白岩さんに魚付林の仕組みやメカニズムのお話しをしていただき、カフェの後半では、魚付林をいかに守っていけるのか、というお話を伺いました。人間と自然との関わりについて会場からの質問をまじえながらトークが進み、活気にあふれたカフェとなりました。



◆ポッドキャスト収録の様子
いつものように、サイエンスカフェ特集として、会場でのお話をもとに、北大内のスタジオでポッドキャストの収録を行いました。
CoSTEP第5期 本科でカフェ3班のメンバー、明田川知美(あけたがわともみ)さん、本宮大輔(もとみやだいすけ)さん、中山佳洋(なかやまよしひろ)さん、山田一輝(やまだかずき)さん、柿本恵美(かきもとめぐみ)さんが参加しました。

 

左はメイン司会の明田川さん、右は中山さん

また今回はお忙しい中、白岩孝行先生も収録の現場に駆けつけてくれました。会場では聞けなかった本音?も少し漏らしてくださったようです。

右は白岩先生。思わず本音も?

 

すべて終わってお疲れ様でした!

ぜひ、番組をダウンロードしてお聴きください。