2020年04月07日

お知らせ

2020年度CoSTEP受講説明会で修了生座談会が行われました【質疑内容掲載】

 

北海道大学・科学技術コミュニケーター養成プログラム(CoSTEP・コーステップ)の受講説明会が4月4日(土曜)に開催されました。新型コロナウイルスの影響に鑑み、会場の換気やマイクの消毒、登壇者同士の距離に配慮しつつ、ライブ配信での実施となりました。受講生座談会の様子とCoSTEP受講生座談会で行われた質疑についてまとめました。CoSTEP受講の参考にしてください。

 

 

■CoSTEP受講生応募スケジュール* 


申込の受付期間       :2020年4月1日(月)~4月20日(月)正午
面接日時の発表(本科のみ) :4月23日(木)
面 接(本科のみ)     :4月25日(土)または4月26日(日)
合格者の発表(本科・選科) :4月30日(木)

 

*募集チラシの記載内容とは申込締め切り等が異なりますのでご注意ください。
 
授業の開始:5月16日(土)


■受講申し込みはこちら

 

■受講説明会の様子と質疑応答については、こちらをご覧ください。

 

■受講説明会の配布資料はダウンロードできます。

・募集要項

・2020年度 CoSTEP 講義一覧

・2020年度 CoSTEP 受講説明会 画面資料

 

*昨年度修了生の受講体験記も参考にしてください。

 

 

*募集に関するお問い合わせは、メールでCoSTEP事務室まで。
costep_office [at] ml.hokudai.ac.jp までお寄せください([at]を「@」に変えてお送りください)。

 

 


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■受講生説明会および座談会後の質疑応答
Q
CoSTEPの受講資格の中に「大学を卒業した方、またはそれと同等のリテラシーを有する方」とあるが、大学を卒業していなくても受講は可能ですか?

 


A
受講は可能です。この条件はあくまでも目安で、例年CoSTEPには学部の学生の受講生がいます。社会人の方も様々な経歴の方が受講しています。CoSTEPは応募者の学歴よりも、CoSTEPで何を学び、将来どうしたいのかが明確である人を求めます。

Q
選科の受講を希望しています。ただし新型コロナウイルスの影響で、今後の日程の見通しが立っていない状態です。選科の併願は可能ですか?


A
併願は可能です。ただ併願の場合はCoSTEPの側でどちらの集中演習を受講するかを決めることになります。そのため、CoSTEPの集中演習のスケジュールに合わせて、現段階でのご自身の年間の予定を組んで応募していただいた方がよいでしょう。

Q
新型コロナウイルスの影響で、学事歴に変更があり土曜日に講義が行われる可能性があります。その場合、土曜日に講義や実習があるCoSTEPとどのように調整すればよいでしょうか?


A
土曜日の午後に開講する講義についてはe-learningの受講で対応できると思います。実習については、それぞれの実習で実施を調整して対応していきます。

 


Q
ライティングの「講義」のみ受講するということは可能でしょうか? 全部の講義の受講は必須ですか?


A
講義については、すべての講義の受講と、3~5回の講義をまとめた6回のモジュールごとの課題レポートの提出が、修了のための必要条件です。ゆえに、ライティングの「講義」のみ受講するということはできません。すべての講義の受講が必須です。

Q
アート&デザイン実習を希望しています。アートとデザインという一見相反することを一つの実習で学ぶことから得られる効果について教えてください。


A
アート&デザイン実習は、「CoSTEPの中の美術大学」と考えて欲しいです。造形言語、ビジュアル言語を用いて科学を伝える基本的なスキルを学ぶ点では、アートとデザインは共通しているところがあります。手を動かしたり、ツールの使い方は一緒に学んでいきます。その上で、アートとデザインの違いについても深めアプローチの違いも含め、それぞれ実践を深めていきます。

 


Q
ソーシャルデザイン実習と対話の場の創造実習の違いについて教えてください。


A
ソーシャルデザイン実習は、対話の場を作ることにとどまらず、展示や、フィールドワークなどの探索活動を通じて地域の課題を発見し、その解決に関わる活動を行う点が特徴です。社会の課題から科学技術を考えていくことが、ソーシャルデザイン実習の考え方です。一方で、対話の場の創造実習は、北海道大学の研究者やその研究内容を伝えることに力点を置くことがその特徴です。専門家と市民の対話の場づくりは、すべての科学技術コミュニケーションの基礎になると考えています。

 


Q
時間外に実習の活動を行うことはありますか?


A
あります。実習が進んでいくと土曜日以外に集まることがあります。その場合は、実習の中で調整しながら行なっていくことになります。

Q
応募時に提出しなくてはならない書類や証明書などはありますか?


A
公式サイトの応募フォームに必要事項を入力していただくことと、志望動機、課題文、顔写真の3つを提出していただく必要があります。卒業を証明するものなどは必要ありません。
 
Q
学会やゼミ、出張等の都合で本科の演習を欠席しなければならないときはどうしたらよいですか?


A
状況によりますが、どうしてもスケジュールが厳しい場合は事前に相談してください。9科目の演習から6回科目以上修めることが修了要件です。
 
Q
講義12回まではe-learningで受講可とのことですが、本科生でもe-learningで受講すれば出席扱いになるということですか?


A
そうです。ですが、やはり教室で直接受講すると臨場感が違います。どうしても無理な時をのぞいて、教室での受講をおすすめします。また、新型コロナウイルスの状況に鑑みて今年度はe-learningで受講回数を弾力的に運用します。
 
Q
講義はe-learnigで何度も観られますか?


A
はい、受講中の1年間は何度でも観返すことができます。
 
Q
本科の実習は毎週あるのですか?どうしても出席できないときはどうしたらよいですか?


A
講義や演習と違って、実習は実習班内で相談して工夫していただければ大丈夫です。応募フォームにも、忙しさの程度を入力していただく項目があります。
 
Q
本科の実習で、必ず出席しないといけない日は決まっていますか?留学が決まっていて9月初め~11月末まで不在なのですが。


A
どの実習でもそうですが、メンバー間でスケジュールを調整して、例えば時期によって分業するなどしてやりくりすれば大丈夫です。
 
Q
修了式の日に仕事や就活が重なって参加できないかもしれません。大丈夫でしょうか?


A
大丈夫です。修了式参加は修了要件には含まれません。ただ、受講生が一堂に会する場はかなり限られるので、参加することをお勧めします。
 
Q
社会人で多忙なため、本科と選科で迷っています。本科ではどのぐらいのコミットが求められますか?


A
実習は、班内で相談してやりくりが可能です。演習は、選択必修科目はご自身の都合に合わせて受講できます。また、本科・選科とも、年間で6つの課題レポート(800字程度)を書くことが必須の修了要件になっています。
 
Q
選科希望です。必ず出席しないといけない科目はどれですか?


A
27回すべての講義と、集中演習AかBのどちらかです。
 
Q
講義は毎週土曜とのことですが、資料には水曜に予定されているものもありますね?


A
講師の都合等で、ときどき土曜日以外の日に開講する場合があります。CoSTEPの年間カレンダーを随時更新しますので、受講生になったら必ずチェックしてください。
 
Q
受講生体験記を読みました。選科生は修了式の成果発表会のためにかなり話し合いの機会を作ったそうですが、オンラインですか?


A
そうです。遠隔地の方がほとんどですので、全員で話し合える場はやはりオンライン上でということになります。主に、集中演習時に作ったFacebookのグループページを利用していたようです。
 
Q
本科の実習は、どのタイミングで履修登録をするのですか?


A
実習は応募時に希望順を申告していただいたうえで選考しますので、開講前に決定してご連絡します。通年で1つの実習に所属します。選択必修の演習については、タイミングは科目によって異なりますので、その都度、募集します。演習は実習とは異なり、1科目あたり数日間で完結します。
 
Q
受講料以外にもお金がかかりますか?


A
各実習によってかかる金額が変わりますが、いずれも大きな負担にならないように留意しています。
 
Q
社会人と学生の割合は?


A
例年だいたい、本科・選科合わせて全体では半々です。
本科は、学生:社会人=7:3。ただし、実習によって幅があります。選科は、3:7ほどでしょうか。

 

 

Q
本科の通学には自家用車を使うことはできますか?

 

A
できます。ただし北大への入構は有料(500円)になります。駐車場が必ずしも確保できるわけではないので、基本的には公共交通機関の利用を勧めます。

 
■修了生座談会
〈本科〉


堀内浩水さん(対話の場の創造実習/社会人)
・対話の場の創造実習で学べたことはなんですか?
私は大学の職員をしていて、研究者の先生方に会うことが多いです。サイエンスカフェと新形式のイベントを一からつくることを通じて、知識を伝達するだけではなく、どうしたら一般の人びとが科学に興味を持ってもらえるかを考えるようになりました。そして、そのようなイベントをグループのメンバーで一緒に作り上げていくことの体験が、一番の学びだったと感じています。

 


橘史子さん(ライティング・編集実習/北海道大学 大学院生)
・ライティング・編集実習で学べたことはなんですか?
私は大学院生です。ライティング・実習では実際に取材にいき、記事を作成します。記事作成の行程はコミュニケーションの過程です。ライティング班のメンバーの原稿のピアレビューや、読み手の考えを想像しそこに届く文章を書くことを通じて「私にしか書けない文章」を意識することができたことが、ライティング・編集実習の学びだと思います。

 


佐藤惇治さん(メディアデザイン実習/社会人)
・社会人で本科を受講した理由と、その経験を教えてください
私は、腰を据えて一年しっかり学びたいと考えてCoSTEPの本科を受講しました。北海道大学の学生と一緒に学ぶことを通じて、今の科学のあり方について学べたのは大きな経験でした。e-learningだけではなく、実際に講義が行われている場に参加して、質問をすることでより深く学べたと思います。

 

本平航大さん(グラフィックデザイン実習/北海道大学 大学院生)
・学業や研究とCoSTEPはどのように両立させたのですか?
私は、北大の博士課程の大学院生です。学業とCoSTEPの両立のためには、研究室の指導教員、そしてCoSTEPの実習担当教員と密にコミュニケーションをとり、調整を図っていくことが大事だと感じました。研究にもCoSTEPの活動にも「忙しさの波」があると思います。その二つの波が被らないようにすることが両立のポイントです。

 


井ノ上俊太郎さん(「札幌可視化プロジェクト」実習/北海道大学 大学院生)
・アートやデザインを学んだ経験は今後どのように活かせると思いますか?
受講したとき、アートもデザインも何も知りませんでした。今私は、アートは自分の中の伝えたいことを表現する方法、デザインはそれを誰に向かって、どのような手法で、どのような場で表現するかを考えることだと考えています。今後、自分の伝えたいことである研究成果を、適切な形で表現することに、一年の実習の成果を活かしていきたいと考えています。

 


米田夏輝さん(映像デザイン実習/北海道大学 学部生)
・実習で学んだことを就職活動に役立てることはできそうですか?
この一年の実習で、科学について学ぶことはもちろん、映像表現や編集の技術について学べたと感じています。就職活動のエントリーシートでは、自分の身についたスキルについて記入する欄があります。そこで、CoSTEPの実習で学んだ映像のスキルについて自信をもって書き込めることが大きな学びだったと思います。

〈選科〉


高橋さおりさん(選科A/社会人)
・どのようにしてe-learningで1年学ぶことについて教えてください。
e-learningの受講は、難しいなと思う講義で止まってしまうこともありました。しかし、締め切りに合わせて受講してみると、興味深い講義が多く、続けて複数の講義を視聴することもありました。e-learningがうまくいったという方は、日常の時間にCoSTEPで学ぶ時間をしっかりつくっていたそうです。私は、札幌近郊にすんでいたので、実際に講義に足を運んだことは、最後まで走りきる原動力になりました。

 


石澤瑞季さん(選科B/学部学生)
・他大学の学部生として選科Bを受講してみた感想を教えてください。
私は学部4年生の時に山形で受講をしていました。CoSTEPを受講してみて思ったのは、CoSTEPの受講生の多様性です。大学院生、社会人、そして私を含めて学部の学生もいました。そのような人たちと一緒に選科Bのグループワークを受講して、1600字の記事をまとめることで、多くの刺激を受け、自分の視野が広がり、これから自分が何をしていきたいかを改めて考えることができました。

 

CoSTEPの経験は自分の仕事や研究の中で具体的にどのように活かすことができたのですか?
堀内さん
・私はURAで仕事をしています。申請書を書く時の文章の書くときや図表のデザインを行う時に、どうしたら相手にわかりやすく伝えることができるのかについて、自分で見直したり、仲間に指示を出せるようになった点です。

 

橘さん
・私の研究では質問紙調査を行います。質問紙をつくるときに、演習で学んだことが役立ちました。また、農家の方にインタビューしてお話しをうかがう際にも、CoSTEPでおこなった取材経験が役立ちました。

 

井ノ上さん
・個人的な話ですが、自分の研究を後輩にプレゼンする機会がありました。その時、私はCoSTEPで学んだプレゼンスキルをふんだんに使って分かりやすいプレゼンを心がけました。すると、研究に興味をもってくれた後輩が何人かいました。この瞬間がCoSTEPで学んで一番良かったと思った瞬間でした。

 

米田さん
・私は実習で、データの可視化についての動画を作りました。ゼミの教員にそのことを話すと、大変興味をもってくれました。今、データビジュアリゼーションについて、一緒に勉強会を行うことを企画しているところです。結構学びが早く役立ったと思いました。

 

選科と本科で交流することはありますか?
高橋さん
・あります。修了式や開講式の機会は選科と本科の受講生が交流する機会です。また、フェイスブックのグループページでは、互いに連絡をとりあっています。

 

石澤さん
・開講式に参加すると、選科と本科の受講生が多く集まります。それをきっかけにすると、フェイスブックの交流がやりやすくなります。選科の方で本科と交流したいと思っている方は、まずは開講式に出るのがよいのではないでしょうか。

 

佐藤さん
・受講生が自主的に「部活」のようなものを企画することがあります。なるべく選科の方も参加してほしいという気持ちがCoSTEP全体にあるように思います。

 

CoSTEPの1年で大変なことはありましたか?
本平さん
・1年間楽しかったです。ひとりではなくチームで活動していたので、大変なときは助け合って乗り切ることができました。あまり心配することはないのではないでしょうか。

 

佐藤さん
・イベントの準備が直前までずれ込んだ時はちょっと大変だったように思います。

 

高橋さん
・選科Aの場合は、8月の集中演習がひとつのピークになり、それが終わった後にちょっと気が抜けてしまうようなところがあります。講義の内容も本格的になってきて、自分の価値観が変わってきて、もやもやすることが多くなってきます。選科Aでは秋がひとつ大変な時期になるかもしれません。そこを乗り切ったのは締め切りがあったからでしょうか。

 

選科Aと選科Bを迷っています
石澤さん
・私もすごく迷っていました。私はサイエンスワークショップをやっていたので、選科Aに興味がありました。しかし、だからこそ、今までやっていなかったライティングを学んで、自分のスキルを深めてみたいと思い、選科Bを受講しました。

 

高橋さん
・私が選科Aを受講したのは、地域でサイエンスイベントを実施し継続するための、ノウハウを知りたかったからです。そういうことをしたい人には選科Aをお勧めします。またライティングのお仕事をしている人には、選科Bで学んだことはそのまま仕事に活かせると思います。

 

選科の修了式発表はSNSなどを通じて行うことになりますが、本当に準備ができるのですか?
高橋さん
・できます。もちろん札幌にいるメンバーが中心になって準備をすすめるのですが、アイディアを出し合ったり、スライドをつくるなど、離れていてもできることはそれぞれ分担しておこなっていきました。

 

石澤さん
・選科Aと同じように、札幌のメンバーが中心となりつつも、遠隔にいるメンバーがSNSで協力していく体制をつくって準備をすすめていきました。みんなで最後まで作りあう経験があって良かったです。