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「融ける大地」で地球温暖化を考える

2019年11月01日

 

馬の毛で作った帽子、乳の撹拌具、毛色で区分したウマのカレンダー、-70°まで測れる温度計… これらは人が住んでいる中で最も寒い地域とされるサハ共和国の品々です。サハ共和国は地球温暖化が原因でさまざまな変化が起きています。現在、北海道大学総合博物館で開催されている「融ける大地 ~温暖化するシベリア・中央ヤクーチア~」では、その変化について展示を行っています。

 

 

展示はロシア連邦サハ共和国(ヤクーチア)の生活や地球温暖化の影響を紹介しつつ、東シベリアの民族文化、環境変化とその影響について理解を深めることを目指しています。


 

北の大地は、他の地域に比べ、温暖化の影響を強く受ける傾向にあります。顕著な例として、「サーモカルスト」があります。サーモカルストは地下の永久凍土層が融け、地面が陥没する地表面の変化のことをいいます。陥没が深いと湖になったり、皿状の草地「アラース」になったりします。

 

 

このような気候による変化は、サハ共和国だけの問題ではありません。サンマの漁獲量が減り、ブリの漁獲量が増えるなど、生活の中でもその影響は及んでいます。木の葉の先が色鮮やかに染まった秋の札幌キャンパス。地球温暖化が進むと綺麗な季節を楽しむことも、大切に守ってきた文化を残すことも、難しくなっていくかもしれません。「融ける大地」の展示で、地球温暖化について今一度考えてみませんか。

 

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会 期:2019年11月17日(日)まで
会 場:北大総合博物館 1階 企画展示室(入場無料)
時 間:10:00~17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日休館)
主 催:道立北方民族博物館/北大総合博物館/ArCSテーマ7
共 催:東北大学東北アジア研究センター
後 援:北海道民族学会/北大文学研究院北方研究教育センター


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