みぃつけた


#3 ペンギンの群れ

2014年03月26日

 

研究室に入ると目に飛びこんできたのは、ペンギンの群れ!といっても、生きたペンギンではありません。ぬいぐるみや、ポット、たわしのペンギン。並んでいるかわいいペンギンたちは全て山中康裕さん(地球環境科学研究院 教授)のものです。

 

 

ペンギンの研究をしているのですか?

 

いいえ。専門は、気象学や海洋学です。学部生のときに、尊敬する先輩の沼口敦さん(当時 博士後期課程1年)に galapen(=Galapagos Penguin(ガラパゴスペンギン))と名づけられました。それ以来、ニックネームは galapen です。気づけば、さまざまな方からペンギングッズをプレゼントされていました。

 

 

 

なぜ ガラパゴスペンギンなのですか?

 

学生時代は、気象や過去の気候変動を、大気と海洋の相互作用として理解したいという思いから、海洋を勉強していました。それで、「空と海、両方研究するので、鳥なのに海に潜る」ペンギン。また、「大気と海洋が密接に連動した現象といえばENSO(エルニーニョ・南方振動)、ENSOと言えば赤道でしょう」ということで、赤道下のガラパゴス諸島。それらを組み合わせて ”ガラパゴスペンギン” というわけです。

 

 

 

ニックネームを付けてくれた「尊敬する先輩」とは?

 

沼口敦さん(当時博士後期課程1年)です。地球環境科学研究科で、理論、モデル、観測とあらゆる分野で幅広く活躍されました。2001年に、カヌー下りの途中、事故に遭って急逝されました。旅をし、自然とふれあうことで、研究とは違う角度から自然を知ることを大切にされていた方でした。その沼口さんを記念して、環境起学専攻に「沼口賞」が設けられました。

 

 

インターネットで ”galapen” と検索すると、一番上に山中さんがヒットしました

 

メールアドレスやTwitter, skype IDなどでも galapen を使っています。実は、26年前からずっと使っているんですよ。

 

(ペンギンの形をしたポット。つやつやとしていて、ひときわ目を惹きます。)

 

(たわし素材のペンギン。思わず手に取りたくなります。)

 

(ティッシュケースになっているペンギンです。)

 

おや、腰のポーチから取り出したのは何ですか?

 

愛用のカメラです。いつも持ち歩いています。空を見上げては、雲や雨など普段何気なく見ている空の現象をカメラで撮影しています。

 

 

空の現象だけでなく、冬場は、雪の結晶を撮影します。筆と串を使って積もった雪をすくい、黒いプラスチックのまな板にのせて撮影します。

 

 

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山中さんの専門は気象学と海洋学です。地球温暖化や海洋酸性化、農林水産資源の将来予測、過去の気候を知る手がかりの白亜紀やメタンハイドレートの再現など、幅広い研究を行っています。

 

3月29日(土)には、山中さんをゲストにお招きして、「空にある”水”のふしぎ」をテーマにしたサイエンスカフェを開催します。空には雲が浮いていたり、雨や雪が降ってきます。私たちが普段「きれいだな」と見上げる空は、科学者の視点にはどう見えているのでしょうか。

 

「雨は熱の抜け殻なの?」「温暖化がすすむと2月の積雪量は増えるの?」

 

答えは「三省堂サイエンスカフェ」で、山中さんに聞いてみましょう。

空を見上げる楽しさ、魅力も伝えつつ、雲、雨、雪が地球温暖化にどうかかわっているのか、雪や大雨の将来予測についてもわかりやすく解説してくださいます。

 

事前申込みが必要で、残席わずかです。みなさんのご来場お待ちしています! 詳しくはこちら → http://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/costep/news/index.php?page=article&storyid=242

 


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