フレッシュアイズ


#164 火山噴火を実験室で?~実験火山学でミクロな素過程を探る~

2020年10月21日

皆さんは「火山噴火」といわれてどのようなことを想像しますか?
噴石により民家が破壊される。火山灰により交通に障害が発生する。そのような災害を想像すると思います。私は火山噴火を実験室で再現し噴火直前に何が起きているのかを研究しています。

 

 

もちろん、火山噴火全体を実験室で再現することはできません。そこで大昔に矢尻や刃物にも使われた黒曜石を用いて火山噴火を局所的に再現します。黒曜石はマグマが急激に冷やされてできたとされています。つまり黒曜石を人工的に高温にすることで噴火直前のマグマを再現することができ、「噴火直前に何が起きているのか」という謎を解くことができると考えています。

 

 

桜島や御嶽山、富士山など日本にはたくさんの活火山があり、火山噴火は私たちの生活と切っても切れない関係にあります。そのような災害に対して意識すべきなのは「どうすれば被害を防げるか、最小限に抑えるか」という防災、減災の考え方です。

現在、日本にある111の活火山のうち、50の火山が常時観測体制をとっており、地震計やGPSを用いて噴火の予兆を見逃さないように監視しています。

 


噴火の予兆をより早く、より正確にとらえるためには、噴火のメカニズムの解明が必要です。そのために私たちの研究分野では日々研究に励んでいます。

 

 

 

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この映像は、伊藤義章さん(理学院 修士1年)が、大学院共通授業科目「大学院生のためのセルフプロモーション2」の履修を通して制作したものです。

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 伊藤さんの所属研究室はこちら
自然史科学専攻岩石学・火山学研究室
https://www.sci.hokudai.ac.jp/grp/pv/pv/


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