三輪京子さんからのバトンは、山口良文さんに渡りました。
特定の動物が冬を越すために行う冬眠。寒さに弱い方は「人間も冬眠できたらいいのになぁ」と思ったこと、あるのではないでしょうか(私はあります…)。実は冬眠のメカニズムの多くは、いまだわかっていません。山口さんは、それを分子レベルで解明する研究に取り組んでいます。
山口さんの「生命の仕組みを知ることで、人の物の認識が変わっていく」経験、そして「冬眠のメカニズムを人の暮らしに活用したい」という将来の目標など。山口さんと冬眠をめぐるストーリーを、ぜひご覧下さい。メカニズムが分かれば、もしかしたら人間も…!?
北大人図鑑 No.7 山口良文さん 詳細データ
3つのキーフレーズ:
1.冬眠のメカニズムを知りたい!
2.生き物の事実がわかれば、人の物の見方も変わる
3.冬眠動物の力を人の暮らしに活用したい
出身地/普段活動している地域:
神奈川県/札幌市(北海道)
所属(大学、組織、部署、プロジェクトなど):
北海道大学低温科学研究所 冬眠代謝生理発達分野
経歴(同上):
京都大学理学部
京都大学大学院生命科学研究科修了 博士(生命科学)
自然科学研究機構岡崎統合バイオサイエンスセンター研究員
東京大学大学院薬学系研究科 助教、准教授
さきがけ研究者(兼任)
好きなヒト、モノ、コト:
– 趣味、興味関心、特技など
ドライブ、温泉、野鳥観察(北海道に来てハマりました)
– お気に入りの物、本・映画など
フランソワ・ジャコブ「ハエ、マウス、ヒト」より
“知識の探求は、ヒトという種と切り離せない。自然を理解しようとすることは、人間的自然、つまりわたしたちの本性と一体をなしている。”
ヴィクトール・フランクル「意味への意志」より
“意味というものは与えられうるものではなく、見出されねばならないものなのです。”
アラン「幸福論」より
“悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する。”
メッセージ:このページをご覧の方に一言メッセージを☆:
冬眠の謎に一緒に挑んでみませんか?
【参考情報】
冬眠代謝生理発達分野(山口研究室)のホームページ
生命科学DOKIDOKI研究室〜北海道大学低温科学研究所・山口研究室を訪ねて〜
2012年10月6日の一人目から知り合いの輪で繋いできた「バトンリレー」。これまで41名の方々を紹介してきましが、今回で一旦終了となります。次回からは新企画「中の人会議」をお送りします。お楽しみに!