瀬名波栄潤さんからのバトンは、同僚の菅野優香さんに渡りました。
菅野さんは、ジェンダー・セクシャリティ研究、クィア理論、映画研究をしています。今年7月に着任したばかり。着任早々、国際シンポジウム「異性装 とパロディ〜自己と文化の多様性~(10/20に終了)」の準備、講義、学会など多忙な日々が続いています。「山ガールデビューは当分先ですね。」と冗談 も交えつつ「でも北海道の味覚を満喫しています。特に野菜が美味しいですよね。アスパラ、ニンジン、玉ねぎ、きのこ、それぞれ野菜が自己主張しているみたい。」
研究室で菅野さんのこだわりを発見しました。「コーヒーは焙煎師になりたいくらい大好きです。数日分のコーヒーを自宅で手挽きして、研究室の冷蔵庫にストックしているんです。」冷蔵庫の上には、スタイリッシュな電気カフェケトル。注ぎ口が細くなっているのがポイントです。
さらに部屋の中を見回すと、整理整頓された棚、ダークブラウンのデスク、バランスのとれた雰囲気。音楽好きには一押しのBoseのスピーカーから流れる音楽と、ほのかに広がるアロマの香り。つい長居したくなるカフェのような研究室です。
各国の映画DVDコレクションも相当なもの。好きな映画監督の一人、Su Friedrich(スー・フリードリッヒ)。アメリカの女性映画監督で、描き方が面白い、と真っ先に紹介してくれました。DVD鑑賞だけではなく、忙しい合間を縫って「さそり座」や「シアターキノ」にも足を運びます。札幌では知る人ぞ知るアート系やミニシアター系作品、外国の映画など多様な作品を楽しめる映画館です。
現在は瀬名波さんと一緒に「性差研究入門」の授業も担当していますが、次年度は全学で取り組む「HUSTEP(ヒューステップ)」プログラムで英語オンリーの講義も担当するそうです。アメリカ仕込の英語での講義も楽しみですね。
間もなく冬本番を迎える札幌。生まれは岩手県・一ノ関市という菅野さんなら、ウィンタースポーツはお手のものかと思いきや「滑るの苦手なんです」と本音がポロリ。ツルツル路面になる北大構内、どうぞお気をつけて。
さて次回のランナーは、近藤智彦さん(文学研究科准教授)です。お楽しみに!