メインストリートを歩いていると、鼻先をくすぐる香ばしいコーヒーの香り。
その香りの先には、「北海道大学珈琲研究会」のお店がありました。

代表を務める学部3年生の彦坂開さんにお話を伺いました。

「北海道大学珈琲研究会」は、ちょうど2年前の楡陵祭で発足した団体とのこと。
北大祭では、通常は1杯で800円~3000円ほどするコーヒーを、頑張って500円で提供してくれていました。

提供しているコーヒーのこだわりを伺いました。
今回提供しているのは、単一の農園で単一の品種で作られた「シングルオリジン」、自分たちでブレンドした「楡陵祭ブレンド」、「水だしコーヒー」の3種類。
「スペシャルティコーヒー」という、流通している中でも上位10%の厳選された豆を使用した、美味しいコーヒーを提供しているそうです。
生産した国・地域・品種・標高・精製方法などもしっかりわかっているものを扱っているそう。
こだわって作り上げた「楡陵祭ブレンド」は、シトラス感のあるフルーティーなテイストとなったそうです。
なんと10種類ほどの豆から、自分たちで北大祭をイメージした配合を考えながらブレンドしたのだそう。
「今はメンバーが30人くらいいるので、感じ方や考え方のすり合わせも大変」と彦坂さん。
「今の札幌の気候をイメージしていて、スッキリしてるけど熱い日もあるし、ちょっと曇ってる日もあるような、そんな表情の変化が見られるようなブレンドに仕上げました」と語ってくれました。
「北海道大学珈琲研究会」は週に一回、北18条駅近くのホステル「UNTAPPED HOSTEL」で、間借り営業もしているとのこと。
北大祭で飲めなかった方にも、こだわりの珈琲を楽しむチャンスがあるようです。