日本人ならお米!そう思う方も多いのではないでしょうか。しかしイネは様々な病気の危険にさらされています。その一つが「イネ苗立枯細菌病」です。この病気にかかったイネはうまく育たずに枯れてしまいます。
しかし、そんなイネを病気から守るのがこちらの真菌Trichoderma virens PS1-7株です。なんとこれは有名な毒キノコ・カエンタケの仲間なのですが、先にイネに感染することで他の病源菌から守るようになるのです。このイネの守護神が使う物質はcarot-4-en-9,10-diolです。この物質が病源菌を排除するのです。
しかしこの物質、どうやって作られているかまだ詳細が分かっていません。私の研究はそれらを解明することで守護神をより理解し、日本のコメ・世界のコメを守ることなのです。みなさん、お米が食べられることに感謝しましょう。それでは、いただきます!
たくさんの可能性を秘めた研究、ぜひ動画で御覧ください。
(*本映像は正式な手順を踏まえ、菌体は適切に管理して撮影を行っています。)
動画は現在公開を停止しています。ご了承ください
この映像は、高井浩哉さん(農学院 修士1年)が、大学院共通授業科目「大学院生のためのセルフプロモーション2」の履修を通して制作したものです。
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