昨日5月5日の午前中、「札幌チャレンジハーフマラソン2021」が行われ、札幌キャンパスもそのコースの一部となりました。大勢の選手が走りぬけたゴールの南門も、今日はいつも通りの姿を見せています。
このレースは東京オリンピックマラソンのテスト走行も兼ねていました。当初、テスト走行は昨年10月で調整されていましたが延期され、ようやく昨日の実施となりました。しかし、感染拡大傾向のため観戦の自粛が呼びかけられ、同時開催予定だった一般参加者による「札幌チャレンジ10K」はすでに4月19日に中止が発表されていました。
北海道は3月27日から4月16日の間、札幌市民に対して不要不急の外出、他地域との往来自粛要請をしており、4月15日には期間を5月14日まで延長することが発表されています。さらに昨日、北海道は札幌市を対象とした「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請することを決定しました。
北大は道の方針に準じ、5月上旬までコロナ対策のレベルを「レベル2:制限(中)」に維持すると4月12日に決定しています。対面実施が許可された学部授業についても、教室収容率50%以下で実施するには履修者確定が必要なため、確定までの3週間はすべてオンライン授業とし、連休明けから対面授業を開始することになっています。
「まん延防止等重点措置」が適用されれば、北大のBCP2を再延長するかどうか、さらにはBCP3へ変更するかどうかという判断に大きな影響を与えそうです。ちなみに東京オリンピックのマラソンと競歩は8月5日から8日に開催予定です。
【川本思心・CoSTEP/理学研究院 准教授】