フキノトウを見つけると、「もうすぐ春だ」となんだかワクワクする気持ちになります。最近ではスーパーなどでも山菜として見かけることもあるのではないでしょうか。
フキノトウ(蕗の薹)はフキの若い花芽で、日本原産の山菜の一つ、キク科フキ属の多年草です。フキの語源は語源由来辞典によると、
- 冬に黄色い花が咲くことから、「フユキ(冬黄)」の中略で「フキ」になったとする説。
- 用便の後、お尻を拭く紙の代わりに、ふきの葉を使用したことから、「拭き」を語源とする説。
- ふきは葉が大きく、傘などに用いたことから、「葺く」の変化とする説。
- 「ハヒログキ(葉広茎)」や「ヒロハグキ(広葉茎)」、「ハオホキ(葉大草)」の意味とする説。
- ふきの葉は大きく、少しの風でも揺れることから、「ハフキ(葉吹き)」「フフキ(風吹き)」の意味とする説。
のように諸説あるようです。
フキノトウは株が異なる雌雄異花で、雄株は丸い形をしていて黄色の花を咲かせ、雌株は細長く白い花を咲かせるそうです。フキノトウはミネラルに富み、食物繊維も多く含まれ、香りと苦みが特徴的ですが、雄株と雌株で味の違いがあるという人もいるようです。どちらの方がおいしいのでしょうか?みなさんもフキノトウを見つけたらじっくり観察してみてください。