北海道大学札幌キャンパスの高等教育推進機構の西側に広がっている恵迪の森(原生林)が一気にうっそうとした森のようになっています。恵迪の森にはフキやシャク、オオウバユリ、オオハナウド、クマイザサなども生えています。春は山菜を採るのによい季節ですが、北海道のタケノコといえば、本州で収穫できる孟宗竹の筍ではなく、チシマザサ(根曲がり竹)の新芽のことをいいます。根曲がり竹は、一般的なたけのこよりも細くて小さいのが特徴です。5月から6月にかけて収穫時期と旬を迎えます。恵迪の森に生えているクマイザサは、タケノコを採ることはできませんが、飲料用、薬用などに利用されることがあるようです。またアイヌの人たちはクマザサを屋根や壁に、根曲がり竹を狩猟具として利用していたようです。