札幌キャンパスを歩いていると、雪が降っているような白いふわふわしたものが舞っています。これは「ポプラの綿毛」で初夏の風物詩ともいえる光景です。
なぜ札幌キャンパスにポプラ並木があるのでしょう。
Wikipediaによると札幌キャンパスのポプラ並木は「元となったのは、北大の前身である札幌農学校の第2代校長・森源三の息子、森廣が1903年(明治36年)にアメリカから持ち帰った数本の並木である。これを南鷹次郎教授が農道のアカシア並木に続くように植えて育てた。1911年(明治44年)、新渡戸稲造に同行してアメリカにわたった南は、農場の風除けにするために多くのポプラを購入して持ち帰った。翌1912年(明治45年)、これを上田半二郎助手や林学科の学生たちが森のポプラに加えて植え、並木が出来上がった。」とあります。ポプラは実際に風に強いとはいえないようですが、当時、防風林や防雪林として植えられたようです。
風に舞うポプラの綿毛が地面や樹に降り積もって真っ白になり、まるで雪景色やクリスマスツリーのように見えそうです。