本日4月6日(火)札幌コンベンションセンターにて、令和3年度北海道大学入学式が行なわれました。今年度は新型コロナウイルス感染症の対策として、午前と午後の二回に分けて入学式が行われました。2,546名の新入生を北大は迎えたことになります。
寳金清博総長は、北大の歴史や建学の精神、そしてコロナ禍でいま社会が大きな転回点を迎えていることに言及しながら、多様な人々と意見を交わすことの重要性を述べました。「自分自身の考えをもつためには、異なる考えを持つ人を排除してはなりません。大学における教育の前提となるのは、ダイバーシティ・多様性を尊重することです。これは、社会変革・イノベーションをもたらす知の拠点として本学に求められるもっとも重要なことです。しかし、多様であることは決して容易なことではありません。均一な集団・親密な環境のほうが、人間は安堵感を得やすいからです。多様性には緊張感が伴います。しかし、私たちは、この多様性と緊張感を経験しつつ、それを力に変えていきます。」こう述べて、寳金総長は、W・クラークや新渡戸稲造、内村鑑三などの北大の先人がまさしくそれを実践してきたことを新入生に伝えました。
何人かの新入生にこれからの北大生活に期待するものについてお話を聞きましたが、そこでもやはり多様性(ダイバーシティ)にかんする言及が。大阪から札幌に来た竹岡篤志さん(総合理系・写真左)は北大の魅力として「北大には、道内だけではなく、全国各地のいろんなところから人が来ているところ」を挙げていました。「いろんな人と交流して、多角的な視点を持ちたいです。」歯学部に入学した女性は「私は英語の勉強を頑張りたいと思っています。留学生の方も多いので、積極的に交流して、英語力を高めていきたいです!」とのこと。皆さんがいろんな人と出会い、すてきな学生生活を送ることをお祈りします。
新入生のみなさん、入学おめでとうございます。ようこそ北大へ!