今夜は月が地球の影にすっぽりと入る皆既月食が起こります。そしてこの月食中に月が天王星を隠す天王星食も見られます。
札幌での観察ポイントを北大天文同好会OBで理学院博士課程の松岡亮さんに伺ったところ、
「月食の欠け始めから欠け終わりの過程を見るには、東~南東が開けた場所で観察するのがポイントです。皆既の最中の月は、地球大気を透かした太陽光に照らされています。地球大気の状態により色味・明るさが月食のたびに異なるので、注目したいところです。」とのことでした。
国立天文台によると、皆既月食中に惑星食が見られるのは1580年以来のことで、次回起こるのは2344年の土星食ということです。
今のところ予報では札幌は今夜は曇りから晴れ。食の始まりから終わりまでは18時頃から22時頃までと長く見られるので、今夜は東の空を見て今世紀最後の天体ショーを楽しんではいかがでしょうか。