2019年12月1日(日)、秩父宮ラグビー場で伝統の一戦「第95回 早明戦」が繰り広げられていた頃(明治大学の勝利)、市ヶ谷のDNPプラザでは「第15回 出版甲子園」の決勝大会が開催され、北海道大学から口町和香さん(理学院 修士課程1年)がファイナリスト6名の内の一人として出場し、オリジナルの出版企画「科学と歩く How to live with science?」のプレゼンテーションを講談社やダイヤモンド社、中央公論新社、ポプラ社といった大手出版社の敏腕編集者が居並ぶ前で行いました。
(プレゼンテーションの様子)
出版甲子園は本を出したい学生と出版社をつなぐ大会です。ギラッと光る内容だと実際にオファーが届き、出版に向けて動き出します。これまでに出版にいたったのは37冊。口町さんによると、出版甲子園が終わった後、複数の出版社からオファーをいただくことができたそうです。今後、社内の企画会議を通ることができたら、出版が実現するのだとか。すごいっ!
プレゼンバトル後には、堀江貴文さんの「多動力」や前田裕二さんの「メモの魔力」、自著「死ぬこと以外かすり傷」で知られる幻冬舎の編集者・箕輪厚介さんが講演をされました。スマートフォン隆盛の時代だからこそ、深みのある内容を伝えられる紙の本の信頼性や可能性が逆に高まっているとのこと。
しのぎを削りあった他の出場者との出会い、編集者からのアドバイス、箕輪さんのお話を口町さんはどう受け止めたのでしょうか。全国の出版関係者のみなさま、口町さんの今後の動きに要注目です。続報をお待ちくださいっ!