北海道大学の花木園の草花に囲まれた道を進んでいくと小さな池があります。この池を見たことのある人は、真夏の鬱屈した空気の中にある緑色に染まった姿を記憶されているのではないでしょうか。
この池は季節によって姿をかえます。六月中旬には、写真のように、白い花びらが水面を染めていました。2020年5月29日の「いいね! Hokudai」で紹介したオオハナウドの白い花びらや、ポプラの綿毛が宙に舞い、ここににたどりついたのでしょう。木々のあいだから射し込む日の光にも照らされ、この時期にしかない姿を目にすることができます。