北海道大学 札幌キャンパスをつなぐ、石山通りを渡る跨道橋が2021年に撤去されました。撤去のために、320本の木々を、伐採することになりました。北大キャンパスに生きていた、20本の木々の記憶を、生活の中に残したいという思いから、北大CoSTEPで進めている「アノオンシツ」プロジェクトがRITARU COFFEEと共同でオリジナル燻製珈琲を開発しました。その名は、「アノトキ」です。
北大を魅力が伝わるコーヒーをつくりたい思いは、地域ならではのコーヒーをつくりたいRITARU COFFEEさんの思いともつながったことが、企画の始まりでした。コーヒー豆は気候の関係で、全て輸入に依存しています。札幌のオリジナリティーを出す方法として、タンザニア、グアテマラ、ホンジュラス、コロンビアをブレンドした豆に、北大に生えていたニセアカシア・イチョウ・ミズナラ・アカナラ・エゾイタヤを燻製にして、香りをつけました。深煎りの味に、燻製した木の香りも楽しめる味になっています。
札幌のまちと共に育っている北大ならではのコーヒーをつくることは、今北大を生活の場にしている人々だけでなく、昔通っていた北大を、これから通いたい北大を楽しめる方法に繋がるかもしれません。緑豊かな季節になると、「アノトキ」を片手に、北大キャンパスを散歩しながら、木々を眺める時の過ごし方も素敵でしょう。パッケージは、今は撤去された跨道橋の上で眺めた、伐採された木々をうつした写真を、ポラロイドっぽくデザインしました。
チョコで気持ちを伝える日。そのチョコと共に、アノトキと一緒に記憶に残る瞬間を味わってみるのはいかがでしょうか。
「アノトキ」はRITARU COFFEE オンラインショップや、北大内のインフォメーションセンターと生協会館店で販売しています。今後学内に販売店舗を増やし、RITARU COFFEEの店舗での販売を予定しています。特設サイトも、ゆっくり流れるトキを感じられるようになっていますので、ぜひチェックしてみてください。
https://ritaru.com/anotoki/