大気中の暖かい空気と冷たい空気が混ざり合い、雨になって降り注ぎ、大地を少しずつ冷やしていく。そのたびに季節の目盛りがひとつひとつ進んでいく。札幌キャンパスの秋の雨には、そんなイメージがあります。
ふく風が硬くひややかになるほどに、キャンパスで際立っていくのは、赤色の木の実です。
イチイ(Taxus cuspidata)が透明感のある赤い果実をつけています。別名はアララギ、北海道ではオンコの名前で親しまれています。
目を移せば、ナナカマドの赤い実が、その枝をたわませています。秋も深まると、葉も深紅色に染まっていきます。
今年の9月も最終日を迎えました。後期も既に始まりました。健康第一で学業に臨んでいきましょう。