カァー、カァー、カァー、カァー・・・
建物の中にいても聞こえる大きな鳴き声。思わず飛び出してみると、カラスの群れが大騒ぎしていました。日暮れ前にたくさんのカラスが集まることを就塒前集合といい、その際、何度も大旋回を繰り返すそうなのですが、まさにその現場に遭遇したようです。
道外から来た人の多くは、北大のカラスの大きさと数の多さに驚きます。5~7月の繁殖期には、巣の近くを通った人に危害を加えることもあり、2014年には、大鷹を放って追い払おうという試みも実施されたことがあります。
普段、人にとっては厄介な存在のように思われているカラスですが、繁殖期以外に人を襲うことはほとんどありません。荒涼とした森、夕暮れ時の空、白い雪、黒いカラス。そんな風景にも、北大ならではな風情を感じたひとときでした。