たくさんの素晴らしい作品をご応募いただき、誠にありがとうございました。いいね!Hokudaiをご利用いただいているユーザーの皆様からの投票(一次審査)と実行委員会による審査(二次審査)を経て、以下の作品が入賞となりました。
第1位 Hang Chenさんの作品「黄色に染まった冬のイチョウ並木」
【実行委員評】
晴れ渡る青空と雪化粧されたイチョウ並木のコントラストが目にも鮮やかな一枚です。枝に積もった雪のおかげで、さながら雪のトンネルのような印象さえ受けます。いいね!Hokudaiでもイチョウ並木はよく撮影しますし、多くの学生・教職員・観光客も熱心に撮影していますよね。撮るタイミングや状況によって、いくつもの顔を見せてくれるイチョウ並木は思いの外、難しい撮影スポットだったりします。本作品はベストなタイミングでシャッターを切れているのではないでしょうか。
第2位 Naoki Shiraiさんの作品「夜の工学部玄関前」
【実行委員評】
月明かりと雲、その下に広がる工学部前の風景が美しいですね。遠くに見えるのは札幌駅のビルなのでしょう。大学と街と月、それぞれの明かりを見比べながら、北大の来し方行く末を思わずにはいられません。夜の北大は昼間とは違った印象を放っています。それをうまく切り取っていますね。
第3位 Hang Chenさんの作品「農場からの眺め」
【実行委員評】
広大な農場に積もった雪もさることながら、青空と雲があまりにも圧倒的です。農場には桑園側から札幌キャンパスに入れる未舗装路がありますが、おそらくそこから撮影された一枚なのではないかと思います。「雪は天から送られた手紙である」とは、人工雪研究で知られる中谷宇吉郎先生の言葉です。空と雪の関係性をうまく切り取ることで、見る者に中谷先生の言葉を思い起こさせる、そんな一枚です。
第4位 Masateru Noguchiさんの作品「除雪車すら美しい」
【実行委員評】
唸りを上げながら、さらさらの雪をかき分ける除雪車の力強さを切り取った一枚です。まるで、象が長い鼻を高く突き上げながら水を散らしているかのような優雅さも湛えています。除雪車は朝早くキャンパスを散策していると、たまに目にすることがあります。この時期の北大を支える、縁の下の力持ちです。
第5位 Kosuke Ikeさんの作品「ずっとうつしてきたのでしょうか。」
【実行委員評】
窓越しにモデルバーンを捉えた一枚です。直接撮影するのではなく、窓の光の反射を撮影することで、作品にストーリー性を持たせていますね。お見事です。モデルバーンの切妻式屋根は雪を下に落とす仕組みですが、時折このように雪が一部残ったままになることがあります。それはそれで趣深いものです。
【全体評】
テーマは「美しき北海道大学の雪化粧」ということで、最も雪の多い季節に相応しい作品が集まりました。北大にはただそれだけで絵になる場所が多々ありますが、雪の季節にはそれがまた一段と美しくなります。
1位~5位の作品はいずれもただ雪を写したのではなく、より美しく北大が映えるようなワンシーンを切り取っています。昼間の作品が美しい一方で、夜の月明かりの写真も入選を果たしました。時間によって、雪の美しさは移ろいゆくもの。夜もまた美しいのが北大の特徴ですね。