北海道ではそろそろサクランボの季節が来る。もちろん生物生産研究農場・余市果樹園でも色づき始めているが、一足早く収穫の始まった果物がハスカップだ。
ハスカップとはスイカズラ科スイカズラ属のクロミノウグイスカグラのことで、苫小牧周辺の勇払原野で多く見られる。酸味の強い甘酸っぱさでジャムの材料になり、そのジャムを使った地元苫小牧の菓子は日本一食べづらいお菓子としても有名だ。
ところでハスカップはHaskapと表記されるが、本学には別のハスカップがあるのをご存じだろうか。それは北海道大学学術成果コレクションHUSCAP (Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers)だ。略称をハスカップと読むため、ハスカップの実をシンボルマークにしている。バナーに至っては実と花がデザインされている。
実はこれにちなんでキャンパスのもっともらしい場所にハスカップが植えられていることはご存じだろうか。映像にもキャンパスのハスカップが映っているがさてそれはどこだろか?見つけても採って食べたりしないで、みんなでやさしく見守ってほしい。
リンゴや洋ナシ、ブドウのほかにも、ハスカップやブルーべーリーなど小果樹類にも熱い視線を送っているFSCとはField Science Center for Northern Biosphere, Hokkaido University、北方生物圏フィールド科学センターの略称である。
【林忠⼀・北⽅⽣物圏フィールド科学センター/いいね!Hokudai特派員】