まだ雪の残る地面に、やわらかな日差しが差し込みます。
その上を、ちいさな影がちょこちょこと動き回る――シマエナガです。
真冬の厳しさが少しずつゆるみはじめる頃、北海道の自然は、目に見えないところから静かに季節を変えていきます。この日偶然見かけたのは、雪の上で軽やかに跳ねるように動くシマエナガたち。その姿に春の気配を感じました。
ふわりと翼を広げたかと思えば、すぐに向きを変えて枝の上へ。じっとしていたのはほんの一瞬で、また次の場所へとひらり。春の陽射しを全身に受けながら、せわしなく、でもどこか楽しげに動き続けていました。