10月28日、北海道大学附属図書館(本館)にて、北海道大学サステナビリティ・ウィーク10周年記念 国際シンポジウム 関連企画として、附属図書館と法学研究科共同ワークショップ「第3回 世界のルールの作り方・使い方 人権に関する国連諸機関の仕組みと情報の調べ方」が開催されました。講師を務めるのは、千葉潔さん(国連広報センター)です。
グローバル化が進む中、格差、貧困、差別などの問題が顕在化してきています。また、今後も民主主義を軸にした社会を維持するためには、子どもの権利、女性の権利、障害者の権利の保障について粘りづよく考えていくことが求められます。これらに共通するテーマは「人権」です。1948年12月10日の第3回国連総会で採択された世界人権宣言は、その第一条に「すべての人間は、生れながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である。人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない」と、人権について記しています。
(たくさんの資料もいただきました)
国連の公式文書は、各国の人権の状況を知るための重要な情報源になります。千葉さんからは、国連の公式文書を読み解くための、包括的、かつ、大切なポイントをレクチャーしていただきました。また、教えていただいた、国連のウェブサイトの閲覧のコツも、大変役立つものでした。
(この文字列に国連の公式文書を読み解くヒントがあります)
必要な情報を検索し、絶え間なく研究をし続けることが、人権を理念としてもつ国際社会を維持するために必要なのだと実感するワークショップでした。