「山火事注意」「山火 炭 注意」「北海道大学研究林」 さまざまなフォントが手ぬぐいから訴えかけています。これらは北大の研究林で作られ、来客者や、実習で研究林を利用する学生に配られてきました。
林野火災は、毎年4月から6月にかけてその多くが発生します。一度火災がおきてしまうと、数十年かけて育てた山林が一瞬で失われてしまいます。「山火事注意」の品々には、大切な山林を火災から守り抜く人々の思いが込められています。
残念ながら昨今は予算不足のため制作する機会はありません。今回ご紹介するのは、職員さんたちが大事にとっておいた手ぬぐいやマッチです。これを機に今一度、屋外での火の取り扱いに注意していただければ幸いです。
【林忠⼀・北⽅⽣物圏フィールド科学センター/いいね!Hokudai特派員】
(天塩研究林:制作年・デザイナー不明。
2001年の改組により「演習林」から「研究林」に名称が変わりました。手ぬぐいはその歴史をつたえています)
(中川研究林:制作年・デザイナー不明)
(中川研究林:制作年・デザイナー不明。砂沢ビッキ作のトーテムポール「思考の鳥」があしらわれています。なおこの作品は中川研究林の庁舎敷地に設置してありますが、4月21日にそのうちの一基であるフクロウが倒壊しました。詳細は中川研究林ホームページから)
(雨龍研究林:制作年・デザイナー不明)
(檜山研究林:制作年 1996~97年・デザイン 長野亮之介さん(イラストレーター、北大林学造林学講座卒))
(和歌山研究林:製作年月 2003年4月・デザイン 和歌山研究林 教職員一同)
(山火事注意の啓発にマッチを配るセンスは今では考えられないですね)
(左は通常のマッチ箱をデザインしたものですが、右はコの字型に折られたステンレス製のカバーをデザインしています)
(天塩研究林:制作年 1992年・デザイナー 不明
山火事注意ではありませんが、記念品としても手ぬぐいが作られました)
(天塩研究林:制作年 2003年・デザイン 高木健太郎さん(北方生物圏フィールド科学センター 准教授))
(天塩研究林:制作年 2016年・デザイン 天塩研究林職員)
(何にでも使える手ぬぐい。今ならやはりマスクでしょうか・・・)