「地球の歴史は地層に、生物の歴史は染色体に記されてある」、今の遺伝学に通じる言葉を残した北大の遺伝研究者、木原均博士は1893年の今日、10月21日が生誕日です。
DNAが発見されていなかった1900年代前半に、北大では坂村徹博士が小麦の染色体数を明らかにしたり、木原博士が小麦のゲノム構成を明らかにするなど、遺伝研究の先端を走っていました。これらの業績をたたえ、理学部の建物の前には小麦研究記念碑が設置されています。木原博士が祖先種を発見したパンコムギが3種類のゲノムを持つことから、みっつの丸石を使った、ユニークな記念碑になっています。