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蹄を蹴り立て駆ける、青春。

前日の晩まで雨が降り、冬に向けて気温も低くなりつつある10月の早朝。札幌キャンパス構内で最も北に位置する馬場で、まだ泥濘のある馬場を障害物を飛び越え駆け抜ける馬と騎手の姿がありました。

https://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/like_hokudai/wp/wp-content/uploads/2021/10/video-1634869018.mp4

北大体育会馬術部は、現在部員79名と馬9頭で活動しており、北23条西12丁目に位置する馬場で主に練習しています。部員は月曜日以外の朝5時半から練習を始め、練習後は講義の合間に馬の給餌や手入れを行っているそうです。ただ、2度にわたって今年に発令された緊急事態宣言を受け、部活動の活動人数が制限され、その間は部員同士でシフトを組み練習や馬の手入れをする日々だったそうです。

この馬術部で飼育している馬は引退した競馬の出走馬が多く、往年の名馬の血を引いた馬も競技に出走しています。また、馬の性格や部員との相性もそれぞれバラバラで、大人しく人慣れしている馬もあれば、常に荒ぶる少し気性難な馬もいるとのこと。個性豊かな馬に囲まれ、部員の中には自身の「推し」を見出している人もいるそうです。

(練習後の馬術部。水をかけながら馬の脚や体を洗うのですが、中にはその過程でお腹を触られるのが苦手な馬も)

そんな部活動について、部員の水木優之介さん(獣医学部2年)と渡辺晴菜さん(獣医学部2年)に聞きました。2人とも動物が好きであったことが入部の決め手になったそうですが、馬とも過ごす日常の中で苦労されていることもあります。「馬も生きものだから、ケガをしたり具合を悪くしてしまうこともあり、休めません。だからこそ、自分たちの体調管理も気をつけないといけないんです」と渡辺さんはその苦労と責任について語ってくれました。

(部室に飾られているトロフィーの数々。その隣の本棚には、馬にまつわるマンガや本が見受けられました)

しかし、部活動を含めた2人の大学生活も新型コロナウイルスによって大きく振り回されているようです。渡辺さんの場合、やはりオンライン講義が中心となってしまっているために友人と話す機会が減るようになり、馬術部のみがコミュニティになっているとお話していました。また、2年生は今年度からの中途入部の扱いになっており、その点について水木さんも「例年の先輩方と比べると、かなり劣ってしまっている部分はあると思います」と難しい表情で語っていました。

(水木優之介さん(左)と渡辺晴菜さん(右))

取材の最後、お2人の今後の目標について語っていただきました。大会への出場経験があまりないという渡辺さんは「3年生に進級して以降になりますが、コロナ禍が収まっていたら大会にも積極的に参加して部としての成果を残したいと考えています」と語ってくれました。そして、次期キャプテンになる予定という水木さんも「来年から再来年にかけて技術を向上させ、先輩方が引き継いできた優秀な馬たちを後輩にも引き継がせてあげたいです」と馬術部への熱い思いを語ってくれました。

部全体としては、毎年開催される「北日本学生馬術大会」やその先の「全日本学生馬術大会」で結果を残すことが目標とのこと。人馬一体となって、部員の皆さんにはこれからの学生生活もコロナ渦に負けず駆け抜けてほしいです!

【大竹駿佑・CoSTEP本科生/環境科学院修士1年】

馬術部の公式ウェブページはこちら

北海道大学体育会馬術部

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2021.10.22

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