7月14日は世界チンパンジーの日です。これは1960年の今日、チンバンジー研究の第一人者であるジェーン・グドール博士が、はじめてタンザニアの森に調査に入ったことに由来します。去る10日に札幌市円山動物園でその記念イベントが開かれました。
北大の早川卓志さん(地球環境科学研究院 助教)もゲストとして登場。早川さんは大学院生時代にタンザニア、ウガンダ、ギニアでチンパンジーの研究をしていた経歴の持ち主です。その経験や最近の研究などを踏まえ、午後からの観察会では、目の前で展開されるチンパンジーたちの行動を解説しました。
現在の動物園には飼育施設の改善だけではなく、さまざまな種類の食べ物をあちこちに置くといった工夫もとり入れられています。これもグドール博士をはじめ、多くの研究者や動物園の調査研究の積み重ねによるものです。早川さんも現在、円山動物園と共同研究をしており、それをもとに常に動物園は変り続けています。