北海道大学の苫小牧研究林には、札幌キャンパスの約15倍の敷地に、広大な森、手付かずの川、そして日本でここだけの研究設備があります。
だれでも入れる苫小牧研究林の一般開放区域には、散策路がのび、潅木園や無料の森林資料館・森林記念館は市民が訪れる場となっています。研究林の真ん中を東西につらぬく幌内川にはサクラマスやアメマスなどが生息し、周囲の森ではエゾシカとエゾリスにも出会うことができます。
しかし、一般開放区域は研究林のごくごく一部でしかありません。一般立ち入りができない残りの広大な区域では、様々な研究が行われています。その中でも日本唯一の大型林冠クレーンを用いた研究は注目です。実際に乗ってみると自分がクレーンゲーム機のアームになったよう! 高さ25メートル、木々を見下ろす高さからの景色は迫力満点です。
林冠クレーンや、幌内川での魚類調査は研究者だけの世界…ですが、これを一般の方も体験できる「mont-bellイベントツアー:生物観察と調査体験」が11月23日(日)と27日(木)に開催されます。23日はすでに定員が埋まってしまっていますが、27日はまだ申し込むことができます(※22日12時時点。詳細はこちら)。「いいね!Hokudai」は後日このツアーを取り上げる予定です。ぜひご覧ください。
【江口佳穂・CoSTEP本科生/文学院修士1年】
〈映像提供:須藤哲平,北方生物圏フィールド科学センター〉
生物観察と調査体験 北海道大学・苫小牧研究林
主催: (株)モンベル M.O.C本部/モンベル苫小牧店/モンベル札幌発寒店
場所: 北海道大学苫小牧研究林(現地集合)
日時: 2022年10月23日(日)午前の部・午後の部/10月27日(木)午前の部・午後の部
詳細: こちら
※23日はすでに枠が埋まっているので、27日の申込をご検討ください(10月22日12時時点)